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サイクル ロードレース コラム 2013年5月26日

ツール・ド・フランスを知るための100の入り口:テレビ生中継初成功

ツール・ド・フランスを知るための100の入り口 by Naco
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ツール・ド・フランスを知るための100の入り口:テレビ生中継初成功

フランス初の屋外生中継の“成功例”はツール・ド・フランス

ツール・ド・フランスはスポーツ紙『ロト』によって創作され、育てられてきた一方で、それを伝える媒体そのものを進化させる起爆剤ともなっていた。

スポーツ報道のあり方は、ツールを機に大きく変貌した。読者という“観衆”に、ドラマチックな場面の数々を臨場感たっぷりに伝えたのは、『ロト』が初めてだったと言われている。

実は余り知られていないことながら、新聞のみならずテレビ報道への影響も多大で、フランス初の屋外生中継の“成功例”は、実はツールだったのだ。

フランス・テレビ史において、スタジオの外に出た初の生中継放送は、1947年6月、シャンゼリゼ劇場からだった。しかし技術的トラブルで、スタジオからケーブルをつなぐハメになり、課題が表出する。

満を持して挑んだ2度目の放送が、1948年のツールだったのだ。むろん、全中継ではなかったが、最終日、クライマックスの競技場を選手たちが駆け抜けるシーンが映し出され、電波を使った真の屋外生中継を実現させた。

これによりツールは、ライブ中継の格好の対象となる。翌年、国営放送RTFは夜のゴールデンタイムに報道番組をスタートさせるのだが、初放映は、1949年6月29日。なにを隠そう、この日はツール開幕前日。完全にレース中継をあて込んでいたことがうかがわれる。

その頃、日本はといえば、テレビ放送はまだ試験中。本放送が開始になるのは1953年のこと。1949年の生中継成功は先進的だった。

現在ツールのテレビカメラ・クルーは260人。放映国は 190ヶ国。60ヶ国でライブ映像が見られる。ヘリコプターを駆使したり、近接映像を撮影するなど、技術もずいぶん向上した。

競技はメディアによって存在感を増し、メディアは競技によって磨かれていく。持ちつ持たれつの相互関係は、今後も続いていくのだろう。

代替画像

Naco

1999年末、ホームページを立ち上げ、趣味だった自転車ロードレースの情報記事を掲載しはじめる。2000年夏からは、ツール・ド・フランスの現地観戦レポートを開始。同サイトには、ロードレース・ファンたちが数多く訪れている。現在、フリーランスのジャーナリストとして自転車専門誌に記事を寄稿している。

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