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【ツール・ド・フランス2020 第21ステージ結果速報】マイヨ・ヴェール着用のサム・ベネットが“スプリンター世界選手権”シャン=ゼリゼで完璧な勝利を掴む
ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部マイヨ・ヴェールでシャン=ゼリゼを完全制覇
マント=ラ=ジョリーのノートルダム教会前からスタートした146選手でのプロトンは和やかな雰囲気で122km先のパリを目指す。21歳で最終日にマイヨ・ジョーヌを纏うタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)はプロトン中からの祝福を受けながら終始笑顔で、チームメートのヤン・ポランツ、プリモシュ・ログリッチ(チーム ユンボ・ヴィズマ)やマテイ・モホリッチ(チーム バーレーン・マクラーレン)、ルカ・メズゲッツ(ミッチェルトン・スコット)のスロベニア同盟と記念撮影のあと、UAEチームエミレーツのメンバーと肩を組み撮影に応じた。
パレードのままパリ市内に入り、ルーブル美術館のピラミッドの前を横切りリヴォリ通りへ、オベリスクが見守るコンコルド広場からシャン=ゼリゼ周回コースへ。ニールソン・ポーレス(EFプロサイクリング)が最初に仕掛け、グレッグ・ファンアーヴェルマート(CCCチーム)、ピエールリュック・ペリション(コフィディス)、マキシミリアン・シャフマン(ボーラ・ハンスグローエ)、コナー・スウィフト(チーム アルケア・サムシック)が続く。
中間スプリントポイントでは集団の先頭で通過したサム・ベネット(ドゥクーニンク・クイックステップ)がポイント賞首位を数字的に確定させた。タイム差15秒程度で先行していた4選手を最終周回の凱旋門をこえた下りで捉えると、レミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ)がプロトンの速度を引き上げる。
チームサンウェブのトレインが西日に輝くテュルリー通りを牽引、隧道を抜け無人のノルウェーコーナーを通りカスパー・アスグリーンを先頭としたドゥクーニンクトレインが最良のラインで最終コーナーを曲がり、ミケル・モルコフとベネットの間にジャスパー・ストゥイヴェンとマッズ・ピーダスン(共にトレック・セガフレード)が入り込む。そのままスプリントに入ったベネットがピーダスンを追い抜き、そのまま先頭でフィニッシュラインへ飛び込んだ。
同タイムでポガチャルもフィニッシュ、この瞬間にツール・ド・フランス史上2番目に若い総合勝者が誕生した、また山岳賞とヤングライダー賞も獲得、3冠を達成している。
「シャン=ゼリゼでマイヨ・ヴェールを着て勝利するだなんて言葉にならない、このスプリンター世界選手権で勝てるとは思っていなかった」(ベネット、勝利後インタビュー)
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