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日本自転車普及協会 栗村修氏が体験レポート
皆さんこんにちは!
J SPORTS サイクルロードレース解説者の栗村修でございます。いや〜2020年のツール・ド・フランスは盛り上がりましたね!
毎年のことなのですが、連日プロ選手たちの熱い走りを目の当たりにしていると、こちらもついスイッチが入ってしまい、外で走りたくてうずうずしてきます。
今年は世界的な新型コロナウィル感染症の状況下の元、ツール・ド・フランスも2ヶ月遅れの特別な状況下で開催されましたが、その一方でコロナ禍以降の人々の自転車通勤への関心が高まっています。
密を避ける移動手段として自転車が注目されている今、快適さと安全性などを語る上で欠かすことのできない「タイヤ」について最新情報をお届けしたいと思います。
体験動画はこちら
1.ツール・ド・フランスをはじめとするUCIワールドツアーでプロが使っているタイヤは
自転車ロードレースの世界では大きく分けると3種類のタイヤが存在しています。
ロードバイクのタイヤの種類
一つ目が「チューブラータイヤ」です。
長年にわたりレース界で使用されてきた伝統的なタイヤであり「しなやかさ」と「軽さ」が特徴です。一方、取り付け方法が特殊でパンク修理も難しくライトユーザーにはあまり向いていません。
二つ目が「クリンチャータイヤ」になります。
お買い物用自転車なども含めて現在最も普及しているのがこのタイプになります。取り付けも比較的簡単でサイクリング中のパンク修理も可能です。一方、チューブラータイヤに比べると転がり抵抗が大きくパンクもしやすいといわれています。
今回体験するIRC Formula Pro RBCC
栗村さんの愛車SCULTURA DISC 6000
そして三つ目が今回ご紹介する「チューブレスタイヤ」です。
チューブラータイヤとクリンチャータイヤの良いところをミックスした構造であり、しなやかでパンクもしにくく、更に取り扱いも楽なのが特徴です。
自動車やオートバイの世界ではチューブレスタイヤが主流であり、自転車の世界でも近い将来チューブレスタイヤが主役になっていくだろうと考えられています。
尚、ツール・ド・フランスを中心としたトップレースシーンでは、「チューブラータイヤ>クリンチャータイヤ>チューブレスタイヤ」というシェア状況となっています。
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