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サイクル ロードレース コラム 2020年8月30日

【ツール・ド・フランス2020 第1ステージ結果速報】濡れた路面で集団落車が多発、集団スプリントを制したのはクリストフ

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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集団スプリントを制したクリストフのガッツポーズ

集団スプリントを制したクリストフのガッツポーズ

2020年のツール・ド・フランスは新型コロナウィルスの影響で約2ヶ月遅れたものの、ニースでグランデパールを迎え176選手が3週間の旅に出発した。0kmファーストアタックをかけたミヒャエル・シェアー(CCCチーム)、シリル・ゴティエ(B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト)、ファビアン・グルリエ(トタル・ディレクトエネルジー)の3選手が逃げに乗り、メイン集団は3分弱のタイム差でレースをコントロール。

ドゥクーニンク・クイックステップのスプリンター、サム・ベネットらの落車を皮切りに幾度となく集団落車が発生、ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)が下りで落車しバイク交換、パヴェル・シヴァコフ(イネオス グレナディアーズ)、カレブ・ユアン(ロット・スーダル)、ジャコモ・ニッツォーロ(NTT プロサイクリング)、ミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム)らも滑る路面の犠牲となった。

1回目の3級リミエ峠をグルリエが、2回目はシェアーが先頭通過し山岳ポイントを2ptsづつ獲得、ゴティエは2度の2位通過でptsを獲得。濡れた路面に対しセンシティブになったメイン集団は下り区間が終わるまで争うことをやめ安全に過ごすことに決めた。途中アスタナが攻撃を仕掛けたもののエースのロペスがバイクコントロールを失い交通標識に激突、その後は抜け出すチームなくセーフティにレースは進む。

ラスト22km、ブノワ・コヌフロワ(アージェードゥーゼール・ラモンディアール)の単独アタックでレースが再開され残り距離13kmで吸収されると、各チームは集団スプリントへ向けてトレインを組みフィニッシュ地点へと速度を上げる。ラスト3kmでティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ)を含む集団落車発生、混沌としたまま集団はダニエル・オス(ボーラ・ハンスグローエ)が先頭でフラムルージュを通過。トレック・セガフレードの牽引のあとミケル・モルコフ(ドゥクーニンク・クイックステップ)のリードアウトでベネットがスプリント、後方からケース・ボル(チームサンウェブ)が猛烈な勢いで先頭へ抜け出すと番手に付けていたアレクサンダー・クリストフ(UAEチームエミレーツ)がさらに抜け出し先頭でフィニッシュラインへ。2020年最初のステージ優勝を決め、自身初のマイヨ・ジョーヌを獲得した。

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