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サイクル ロードレース コラム 2020年8月26日

【ツール・ド・フランス2020:選手相関】カギを握る2人のスロベニア人選手。お互いエースとして火花を散らす!プリモシュ・ログリッチ × タデイ・ポガチャル

ツール・ド・フランス by 山口 和幸
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プリモシュ・ログリッチ × タデイ・ポガチャル

スロベニアはかつての社会主義国、ユーゴスラビアから1991年に独立した小国だ。西隣はイタリア。ドロミテ山塊に近く、ジロ・デ・イタリアもときおり訪問する。山岳や森林、海など多様な地理的要素があって、それだけにスポーツ界では多くのトップ選手を輩出してきた。

自転車ロードレース界で、いま最も注目されているのが2人のスロベニア選手。ユンボ・ヴィスマのプリモシュ・ログリッチとUAEチームエミレーツのタデイ・ポガチャルだ。ともに2020ツール・ド・フランスにチームエースとして乗り込んでくる。

30歳で世界ランキング1位になったこともあるログリッチ、21歳のポガチャルの戦績を比較するのはちょっと無理があるが、新進気鋭のポガチャルはまさにログリッチとライバル関係に急成長した。2019年はブエルタ・ア・エスパーニャで総合成績を争ったのである。

今季は新型コロナウイルス感染拡大に影響されながらも、スロベニア選手権で激突した。個人ロードレースでは2人の一騎打ちとなり、ログリッチが貫禄を見せてポガチャルを制したが、1週間後の個人タイムトライアルでは2017世界選手権2位の実績を持つログリッチを上回ってポガチャルがトップタイムをたたき出した。ログリッチは得意種目で2位に甘んじたのだ。

2019年のブエルタ・ア・エスパーニャでの戦いを振り返ってみたい。

ログリッチは5月のジロ・デ・イタリアでは開幕にピークを合わせ、初日の個人タイムトライアルに勝って首位に立った。ところが23日間の長丁場という戦いで、終盤に調子を落として優勝争いから脱落した。ジロ・デ・イタリアで疲れ果てたログリッチは、ツール・ド・フランスを回避。ブエルタ・ア・エスパーニャをパスすることも選択肢のひとつだったが、将来に向けて経験値を積むことを選んだ。

ログリッチはもともとスキーのジャンプ選手だった。ジュニア時代の世界選手権では団体種目で金メダルを獲得している。初来日も長野で開催されたジャンプ大会だったという。

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