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8月8日の広島戦で馬場 皐輔がベイスターズ移籍後初勝利を挙げました。昨年オフに巨人を戦力外となった馬場は、育成契約でベイスターズに入団。7月30日に支配下契約となり、今季一軍初登板となった試合で延長11回から登板し、2イニングを無失点に抑えて勝利投手になりました。
馬場は阪神、巨人時代の8年間で通算7勝をマークしており、プロ初勝利ではありませんでしたが、初勝利が続出する今季、前回のコラムに続いて、今季NPBで初勝利を挙げた投手について書きたいと思います(成績はすべて8月11日終了現在)。
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5月までに6人がNPBで初勝利を記録したチームですが、6月は該当者がなく、7月は初勝利ラッシュの月になりました。
まずは5日の深沢 鳳介で、今季高卒5年目の深沢は、4月7日のプロ初登板から3試合に先発するも結果を残せず、初めて5回を投げた同日の東京ヤクルト戦で被安打2、無失点の好投で初勝利を記録しました。
18日の同カードでは9回を投げ切り、被安打4、5奪三振、無四球の快投でプロ初完投、初完封をマークし、8月2日の巨人戦も6回途中1失点で自身3連勝。ここまで6試合で3勝1敗、防御率2.78と、いわゆる先発の谷間を埋める存在として、着実にチャンスをものにしています。
その5日後の7月10日の巨人戦では、今季5年目のマルセリーノが来日初勝利を挙げています。育成出身のマルセリーノは、昨年5月に支配下登録されて2試合に登板。今季は開幕一軍入りを果たし、4月22日の阪神戦で来日初ホールドを記録すると、6月からは10試合連続無失点など好投を続けました。
初勝利の後も中継ぎとして登板を重ね、ここまで26試合に登板して1勝1敗5ホールドをマークしていますが、8月5日の阪神戦で炎上。その後、一軍登録から抹消されました
14日にはリリーフ左腕の岩田 将貴が6年目のプロ初勝利を記録しました。昨季阪神からベイスターズに移籍し、プロ初登板など3試合に登板した岩田ですが、今季は5月8日に一軍登録され、7月11日の巨人戦まで登板14試合中、失点したのは1試合のみと安定した投球でプロ初ホールドを記録。
14日の広島戦では、1点リードの5回に2番手として登板して1イニングを被安打1、1奪三振、無失点に抑えてプロ初勝利をマークしました。ここまで18試合に登板して1勝2ホールド、防御率2.08と安定した成績を残し、ブルペンで存在感を示しましたが、8月2日に一軍登録を抹消されています。
19日の東京ヤクルト戦では、ドラフト4位入団で27歳のオールドルーキー・片山 皓心が自身2試合目の先発でプロ初勝利を挙げました。
プロ初登板初先発となった4月25日の巨人戦では3回途中7失点で敗戦投手と苦いデビューとなりましたが、ファーム・リーグで6勝をマークし、再登録後、即先発となった試合で5回を投げて被安打3、6奪三振、1失点の好投で初勝利をゲットしました。年齢的にも即戦力の期待を受けて入団した先発左腕は、8月9日の広島戦でも6回無失点で自身2連勝と、徐々にその実力を発揮しています。
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そして25日の中日戦、ビドが5回5安打無失点の投球で来日初登板、初先発、初勝利を挙げました。初回から4回まで毎回の5安打、5回も2四球を与えるなど、毎回走者を与える投球で、球数も102球と苦しい内容でしたが、粘りの投球で相手に得点は許しませんでした。
同時に途中入団した野手のエンカーナシオンは、ポイントゲッターとして、打線に欠かせない存在となっており、ビドにも大きな期待がかかっていますが、登板2試合目となった8月6日の阪神戦では2回8失点と炎上しており、二軍での再調整となりました。
8月に入ってクライマックスシリーズ圏内の3位に浮上するなど、新戦力の活躍がチームの浮上につながっています。前半戦は苦戦続きでしたが、相川亮二監督のもと、大きく変わりつつあるチームの後半戦の戦いぶりが楽しみです。
文:大久保泰伸/写真:産経新聞社
大久保泰伸
フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。
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