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野球 コラム 2026年9月19日

村上宗隆、打撃不振でも「充実」する日々

MLBコラム by 山田 結軌
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練習中、打撃フォームを確認する村上

ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)が9月17日(日本時間18日)、本拠地でのタイガース戦に「5番・一塁」で先発出場し、32号3ランを含む4打数2安打3打点。チームは3-1で勝利し、78勝75敗でガーディアンズと並んだ。直接対決で7勝6敗と勝ち越してタイブレーカーを握るため、ア・リーグ中地区首位へ戻った。

メジャーリーグ中継2026

不振に苦しんでいた主砲が、重要な一戦で大仕事を果たした。0-0の1回2死一、三塁。左腕フランバー・バルデスの初球、94.6マイル(約152キロ)のシンカーを捉えた。打球速度109.1マイル(約176キロ)、飛距離423フィート(約129メートル)の一打はバックスクリーンへ。9月9日以来8試合、27打席ぶりとなる一発で3点を先制し、結局これがチームの全得点となった。

9月は試合前まで52打数5安打、打率.096、2本塁打、6打点。15日のガーディアンズ戦では4打数無安打4三振を喫し、翌16日はスタメンを外れた。それでも地区優勝を争う緊張感を前向きに受け止めている。

「ポストシーズンのことだったりとか、地区優勝のことだったりとか、いろいろ意識することはたくさんありますし、そういう中ですごくいい経験をさせてもらっていると思う。自分の野球人生においてすごく充実した時間になっている」

8回には右翼線への打球でメジャー初の三塁打も記録。今季成績を118試合で打率.205、32本塁打、68打点、OPS.817とした。残りは9試合。個人の打撃状態より、チームの勝利を最優先に据える。

「どんな状況であれ、チームが勝てばいいと思っているので、どんな状況でも打てたり、どんなフォームでも打てればそれが100点だと今は思っています。それを毎日同じ体のコンディションを整えて、やることが今の100点だと思っている。少しでもチームに貢献できるように頑張りたい」

ウォーミングアップでバルガスとじゃれ合う村上

若手主体のホワイトソックスにとっても、9月に地区優勝を争う経験は大きい。まさに一戦必勝の日々が続く。

「いい時も悪い時もありますし、それは初めてこういう若いチームで経験、こういうポストシーズンに向けてという9月を戦っている中でそれはもちろん、いろんなことをみんな考えることもあると思いますし、そんなに簡単にいくことじゃないと思っているので。でも毎日自分の中ではエキサイトしながら、興奮しながらずっと、そこは変わらずやっています」

苦しい時期を経て飛び出した32号。残り9試合、地区優勝とポストシーズン進出を懸けた戦い。村上の長打力が、勝利に直結する一戦だった。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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