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伊勢大夢(ベイスターズ)
9月5日の阪神戦で伊勢 大夢が球団史上初となる通算150ホールド(以下H)を達成しました。伊勢は1点リードの6回二死1塁の場面で先発の尾形 崇斗に代わる2番手として登板し、阪神・坂本 誠志郎をフォークで空振り三振に仕留めて無失点に切り抜けました。
今季でプロ7年目となる右腕は、ルーキーイヤーから中継ぎとして33試合に登板して防御率1.80の好成績をマーク。3年目の22年には自己最多の71試合に登板するなど、昨季までの6年間で3度の30H以上を記録しています。
昨季は先発転向の話もありましたが、リリーフ専念で守護神も務めるなど、32H、13セーブとブルペンの中心的存在として活躍し、今季も交流戦明け頃から徐々に調子を上げ、8月29日の中日戦で球団歴代記録を更新する通算148ホールド目を挙げていました。
ホールドがセ・リーグの公式記録となったのは2005年と、中継ぎ投手の貢献度を評価するこの記録、ベイスターズの歴代ランキングを調べてみました。
歴代ランキングで伊勢に次ぐ現役選手が山﨑 康晃の96Hで、この数字は球団歴代では5位となります。通算246セーブで名球会入りまであと4セーブと、抑えの印象が強い山﨑ですが、不振で守護神の座を外れた時期も少なくなく、プロ7年目の2021年には27Hを挙げるなど、昨年までの11年間で3度、シーズン2桁ホールドを記録しています。
4位は2017年から2020年までの4シーズン、ベイスターズでプレーしたスペンサー・パットンで、通算101Hを記録しています。
来日1年目からチーム2位の62試合に登板したパットンは、抑えの山﨑が不調時には守護神も務めて7セーブを挙げており、60投球回で66奪三振を記録し、27H、防御率2.70と活躍。2年目の2018年にはキャリアハイの33Hをマークするなど、アレックス・ラミレス監督時代の助っ人リリーバーとして記録に残る選手でした。
MLBでの6年間でも通算22Hをマークした快速右腕は、NPB、MLBでの通算332試合登板で、先発は日本での1試合のみと、生粋のリリーフ投手でした。
3位は2014年のプロ入りからベイスターズで9年間、NPB最後のシーズンは巨人でプレーした三上 朋也で、ベイスターズでは通算114H、NPB10年間では通算121Hを記録しています。
社会人野球出身の三上は、ルーキーイヤーから抑えとして起用されるなど、65試合に登板して21セーブ、13Hを記録。右のサイドハンドから150キロ超のストレートに数種類のスライダーが武器で、2017年から2年連続で60試合以上登板を記録するなど、フル回転の活躍を見せました。
2022年のシーズン終了後に戦力外通告を受けた後、育成契約で入団した巨人で、シーズン途中に支配下登録されて22試合に登板して7Hをマーク。その年限りで再び戦力外となった後も、オイシックス新潟で現役を続け、2025年シーズン限りで引退しました。
2位は2017年シーズン途中に北海道日本ハムから移籍し、NPB通算7年間で147Hを記録したエドウィン・エスコバーです。日本ハムでは先発としてスタートし、その後リリーフに転向。計14試合に登板してホールドは0でしたが、7月にトレードでベイスターズに移籍すると、中継ぎ、抑えとして27試合に登板して2セーブ、7Hをマーク。
その後は160キロ超えのストレートを計測するなど、セットアッパーとして覚醒して2019年にはセ・リーグトップの74試合に登板して33Hを記録。その後も56試合、61試合、70試合登板と、まさに獅子奮迅の活躍で、お立ち台での「オトコハ、ダマッテ、ナゲルダケ」の決まり文句は定番となりました。
横浜DeNAベイスターズ 2026
今季はここまで20Hの伊勢の他にも、レイノルズ(26H)とルイーズ(14H)の外国人2人と中川 虎大(21H)、浜地 真澄(16H)が2桁ホールドを記録しています。クライマックスシリーズ争いからポストシーズンに向け、ブルペン陣の役割はより重要になってくることは間違いないところで、各投手の奮闘が期待されます(記録は9月12日終了現在)。
文:大久保泰伸/写真:産経新聞社
大久保泰伸
フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。
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