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野球 コラム 2026年10月3日

【広島好き】會澤翼が来季コーチ兼任へ、カープ歴代『選手兼コーチ』を振り返る

野球好きコラム by 大久保泰伸
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マツダスタジアム

レギュラーシーズンも残りわずかとなり、選手の去就報道も見られるようになってきました。プロ20年目の今季、ここまで一軍出場がなかった會澤 翼ですが、来季はコーチを兼任し、現役を続行することが報じられています。

2016年からのリーグ3連覇時には正捕手として貢献し、チームのみならず日本プロ野球選手会の会長も務めたリーダーシップで技術面だけでなく、その豊富な経験をチームに還元することが期待されています。

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プレイヤーでありながら、指導者としての役割も任される選手兼コーチという立場。今回は2000年以降のカープで、兼任コーチを務めた選手の肩書きやその年の成績などを調べてみました。

まずは2004年、捕手兼二軍バッテリーコーチを務めたのが瀬戸輝信です。

1990年ドラフト1位入団の瀬戸は、西山秀二との併用で1998年に自己最多の120試合に出場。その後も石原慶幸、倉義和らとの併用が続き、規定打席に到達したシーズンはありませんでしたが、その豊富な経験を買われて現役最後の年となった2004年にコーチ兼任となりました。

同年の一軍出場は1試合のみと、ほぼコーチ業に専念した感もあり、翌2005年からは一軍バッテリーコーチ、2006年は二軍バッテリーコーチを務めています。

リーグ3連覇時に監督を務めた緒方孝市は、2008年から2年間、外野手兼野手コーチとなっていました。

現役時代からそのストイックな姿勢で、同じ九州出身の後輩である前田智徳も一目置いていたという緒方ですが、兼任1年目の2008年は69試合に出場して打率.197、2本塁打、10打点、現役最後のシーズンとなった2009年は53試合出場で打率.184、0本塁打、7打点の成績を残しています。

引退後はすぐに一軍野手総合コーチとなり、打撃コーチ、野手総合ベンチコーチなどを経て、2015年に監督に就任しています。

2012年には石井琢朗が内野手兼一軍野手コーチを務めました。2000安打を記録した横浜から2009年にカープに移籍し、代打での勝負強さや複数ポジションをこなせる堅実な守備で存在感を発揮した石井は、コーチ兼任となった2012年は31試合出場、打率.167、0本塁打、2打点の成績で24年間の現役生活を終えています。

引退後は内野守備走塁コーチや打撃コーチを務めて丸佳浩や菊池涼介などを指導してリーグ3連覇の礎を作った名伯楽として現在も高い評価を得ています。

その翌年の2013年には、石井と同じ名球会選手である前田智徳が外野手兼一軍打撃コーチ補佐として登録されています。現役最後のシーズンとなったこの年の成績は12試合出場で打率.364、0本塁打、4打点。

代打の切り札として存在感を発揮していましたが、4月のヤクルト戦で死球を受けて左手首を骨折し、その後一軍復帰を果たせないまま引退を表明しました。

現在は監督候補にも名前が挙がっている前田ですが、現役引退後は指導者経験がなく、兼任コーチだったこの1年はどんな指導をしていたのか、興味深いところです。

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2015年には東出輝裕が内野手兼二軍野手コーチ補佐を務めています。高卒1年目から二遊間のレギュラーとして起用された東出ですが、91試合に出場して打率.247、0本塁打、6打点を記録した2012年以降は故障もあり、兼任コーチとなった2015年も含めた3年間は一軍出場がありませんでした。

現役時代から理論派として知られ、球団からも指導者候補と目されており、2021年6月には3試合で二軍監督代行を務めるなど、現役引退後も途切れることなくカープでコーチを続けています。

2016年の倉義和は捕手兼二軍バッテリーコーチを務めました。プロ8年目の2005年に自己最多の109試合に出場し、その後は石原慶幸との併用が続きましたが、相性の良い黒田博樹の専属捕手と呼ばれた時期もありました。コーチ兼任のシーズンは一軍未出場で引退し、引退後は一、二軍でバッテリーコーチを歴任し、2026年は二軍チーフ兼バッテリーコーチを務めています。

コーチ兼任のシーズンは試合出場が少なくなってしまうのは致し方ないところですが、逆に言えば、その後、指導者へと移行するケースが多いとも言えそうです。来季の會澤には、成績以上のチームへの貢献が期待されます。

文:大久保泰伸/写真:産経新聞社

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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