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野球 コラム 2026年9月25日

【横浜好き】ベイスターズ二軍が中地区優勝。新生『ファーム・リーグ』の初代王者へ挑む

野球好きコラム by 大久保泰伸
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しずてつスタジアム草薙

9月22日にベイスターズの二軍がファーム・リーグ中地区の優勝を決めました。

ファームの優勝はイースタン・リーグ時代の2024年以来2年ぶり5度目。今季から3地区制となったファームで、10月3日にファーム日本選手権のファーストステージ(準決勝)、4日にはファイナルステージ(決勝)が行われます。

J SPORTS STADIUM2026

ファーム日本選手権は各地区の優勝チームとワイルドカード(各地区2位のうち最高勝率チーム)の4チームでの争いとなり、ベイスターズの他には東地区優勝の北海道日本ハムと西地区優勝の福岡ソフトバンク、ワイルドカードとして中地区2位の巨人が出場します。

ファーストステージの組み合わせは、優勝チームの勝率で決まりますが、9月24日終了時点(以降全て同じ)で勝率.658のベイスターズが1位で確定しており、対戦相手はワイルドカードの巨人となっています。同地区対決となるわけですが、勝率.613の巨人は東、西地区の優勝チームの勝率を上回っており(日本ハム.598、ソフトバンク.593)、手強い相手となりそうです。

昨季まで、ベイスターズで一軍野手総合コーチなどを務めた石井琢朗二軍監督率いる巨人との今季の対戦成績は、9月24日時点で8勝6敗。開幕から5月までは6勝2敗と優勢だったのに対して、8月の6試合は2勝4敗とやや分が悪く、9月25日からのリーグ戦最後のカードとなる直接対決3連戦での戦いぶりが注目されます(初戦は1-2で敗戦)。

勝ち進んだ場合のファイナルステージの相手では、日本ハムには8勝4敗1分と大きく勝ち越していますが、敵地の鎌ヶ谷で5勝1敗、函館で1勝1敗に対して、ホームゲームの平塚、横須賀では2勝2敗1分と、敵地の方が高い勝率となっています。

ソフトバンクとは対戦が少なく、8月の地元での3連戦が一度のみで、2試合で2ケタ得点を挙げて連勝した後、打撃戦の末に6対7と1点差での敗戦で、2勝1敗と勝ち越しています。

ファーム日本選手権は『しずてつスタジアム草薙』での一発勝負。ファーストステージは9回終了時に同点の場合、延長10回からタイブレークを採用しますが、ファイナルステージはタイブレークを行わず、延長回数の制限もありません。ベイスターズはファーストステージでは後攻、勝ち進んだ場合のファイナルステージでは先攻となります。

ファーム・リーグでの個人成績を見ると、打撃部門ではドラフト1位ルーキーの小田 康一郎が100試合出場で打率.273、5本塁打、52打点を記録しており、得点数(66)、四球(60)、出塁率(.381)で中地区1位、二塁打数(21)で中地区2位、打点も中地区3位と打線の中心的存在。

また、井上 絢登(7本塁打、48打点)、井上 朋也(8本塁打、46打点)と左右の井上がポイントゲッターとなっており、育成出身の高見澤 郁魅が74試合で打率.326、捕手の九鬼 隆平は41試合で打率.321、昨季一軍で61試合に出場した梶原 昂希が、47試合で打率.318と高打率を記録しています。

投手陣では、6勝をマークしている片山 皓心と育成契約の金渕 光希が勝ち頭で、左腕の庄司 陽斗が19試合登板で5勝、防御率2.12と先発の中心。

リリーフ陣では石田 健大(30試合、防御率0.52)、松本 凌人(31試合、防御率0.95)と、一軍でも登板している選手が30試合以上に登板して防御率0点台を記録。29試合登板で防御率1.98の馬場 皐輔や24試合登板で防御率0.73の中川 颯など、一軍経験の豊富な選手が中心となりそうです。

22日には一軍も5年連続となるクライマックスシリーズ進出を決めています。レギュラーシーズン最後の2試合と重なる10月3・4日に行われるファーム日本選手権では、出場選手は一軍登録されている選手との兼ね合いもあり、逆に言えば、ここで活躍した選手がポストシーズンのメンバーに抜擢、ということも十分に考えられるでしょう。

3地区制となって最初のファームの頂点を決めるこの舞台で、ベイスターズが初代王者の称号を手にすることを期待しましょう。

文:大久保泰伸/写真:産経新聞社

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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