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野球 コラム 2026年9月27日

地区V消滅、村上宗隆はワイルドカードシリーズへ

MLBコラム by 山田 結軌
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菅野と談笑する村上

逆転での地区優勝を追ってきたホワイトソックスは、その可能性が9月26日に消滅した。ロッキーズに6-9で敗れ、首位ガーディアンズがロイヤルズに11-5で勝利。残り1試合で2ゲーム差となった。3年連続100敗からV字回復を遂げた今季は、ワイルドカードシリーズからポストシーズンを戦う。

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その舞台を前に村上宗隆(26)が復調の手応えをつかんでいる。25日のロッキーズ戦では菅野智之(36)から34、35号を放ち、4打数3安打3打点。1試合2本塁打は今季3度目で、チームを6-1の勝利へ導いた。

19日のタイガース戦から25日まで6試合連続で打点を記録し、その間に計9打点。本塁打を放った32試合でチームは20勝12敗、複数打点を挙げた17試合では13勝4敗。3打点以上を記録した9試合は全勝と、村上の長打と得点力は勝敗にも直結してきた。

守備練習を終えハイタッチする村上

復調のきっかけは体の使い方を見直した調整だった。前回の休養時に下半身中心のトレーニングを再確認。「上半身ばかりに意識がいってた」と振り返り、以前取り組んでいたメニューも採り入れた。下半身が安定したことで打席内の意識も整理され、構えとスイングで骨盤の安定性を高め、求める打球角度につながる軌道へ修正した。

「考えることが少なくなった。土台がしっかりすることで、シンプルな考え方で打席に立てる」
長い不振も経験したが、「できると信じる」と前を向き続けた。25日の2本塁打で結果につなげた一方、26日は5打数無安打、2三振。打率.207となり、レギュラーシーズン最終戦を経てポストシーズンへ向かう。

菅野との対戦では、日本時代とは異なる投球にも対応した。2本目は92.9マイル(約150キロ)のシンカーを左中間へ運び、「すごくいい打ち方ができました」と振り返った。一方で見逃し三振も喫し、「全体的に投球術というか、すべてにおいてすごかった」と敬意を示した。一夜明けた26日の試合前には、一塁側ベンチの菅野に挨拶へ向かい、談笑した。

地区優勝には届かなかった。それでも、5年ぶりのポストシーズン進出という成果は残った。ホワイトソックスはア・リーグ第6シードとなり、29日から西地区王者の本拠地で3回戦制のワイルドカードシリーズに臨む。対戦相手はレンジャーズかアストロズ。勝率はホワイトソックスが上だが、対戦を組むルール上、敵地に乗り込まなくてはいけない。

村上は地区優勝争いの最中、「みんなが同じ気持ちでやっている。地区優勝に向けてやるのは共通認識」と語っていた。目標は切り替わった。35本塁打、77打点を記録してきた主砲のバットは、短期決戦でもホワイトソックスの勝敗を左右する重要な鍵となる。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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