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野球 コラム 2024年6月16日

【ハイライト動画あり】早稲田大学、延長タイブレークで東日本国際大学を破り決勝進出。全日本大学野球選手権 準決勝

野球好きコラム by J SPORTS 編集部
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早稲田大学vs.東日本国際大学

第73回全日本大学野球選手権大会は、すでに前回王者の青山学院大学が決勝進出を決めるなか、上空に雲の広がり始めた神宮球場での準決勝第2試合では、盤石の試合運びで準々決勝を突破した早稲田大学(東京六大学野球連盟)と、延長タイブレークを制してベスト4へと駒を進めた東日本国際大学(南東北大学野球連盟)が対戦。

東日本国際大は、先発した準々決勝から中1日での登板となった技巧派左腕の磯前凜(4 郡山商)が先発マウンドへ。磯前は立ち上がりから小気味好い投球を展開し、初回の早稲田大打線を三者凡退に抑える。

対する早稲田大は、初戦で10回を投げ抜いて完封した伊藤樹(3 仙台育英)が中3日で先発マウンドへ上がると、こちらは先頭を四球で出すも、一死から3人目の打者を併殺打に打ち取り、こちらも打者3人で初回を終える。試合序盤は両先発投手による投げ合いとなり、4回までスコアボードに「0」が並ぶ展開に。

試合の均衡が破れたのは5回。東日本国際大はこの回先頭の7番・三井颯大(2 聖望学園)がチーム初安打で出塁すると、犠打の処理を誤った相手の失策と暴投で労せずして一死2・3塁のチャンスを作る。ここで、1番・黒田義信(2 九州国際大)がレフトオーバーの適時2塁打を放って走者2人を生還させ、2点を先制する。

先制を許した早稲田大は、直後の6回、二死1・2塁とすると、準々決勝で好リリーフした相手2番手の藤井優矢(2 九州国際大)から3番・吉納翼(4 東邦)が右翼スタンドへ3ラン本塁打を放ち、一気に3-2と逆転に成功する。

しかし、東日本国際大は直後の攻撃で、一死1塁から代走で入った山本迅斗(1 鳥取城北)の好走塁で二死3塁のチャンスを作り出すと、暴投で山本が生還し、試合を振り出しに戻す。

試合は1点勝負の様相を帯びるなか、8回には両チームともに走者を3塁まで進めるも、相手の好捕によりスコアは動かず、同点のまま最終回を迎える。9回もお互いに得点圏に走者を置くなか、藤井、そして早稲田大3番手・安田虎汰郎(1 日大三高)の両投手による熱のこもった投球が打者を上回り、試合は延長タイブレークへともつれ込む。

結局、試合は10回表に一死満塁から犠飛で1点を加えた早稲田大が東日本国際大10回裏の攻撃を0点に封じゲームセット。厳しいシーソーゲームを4-3で制した早稲田大が青山学院大の待つ決勝へと駒を進めた。

◆試合結果
早稲田大学|0 0 0 0 0 3 0 0 0 1|4
東日本国際|0 0 0 0 2 1 0 0 0 0|3

◆投手
・早稲田大学:伊藤樹、香西一希、安田虎汰郎
・東日本国際:磯前凜、藤井優矢(4 角館)

◆本塁打
・早稲田大学:吉納翼1号(6回・3ラン)

第73回 全日本大学野球選手権大会 準決勝

【ハイライト動画】早稲田大学vs.東日本国際大学|早稲田、延長10回で接戦を制す

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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