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前半戦を終えて39勝50敗3分。クライマックスシリーズ出場圏内の3位東京ヤクルトとは4ゲーム差のリーグ4位での折り返しとなったベイスターズですが、6月の月間成績4勝15敗とどん底状態から、7月は12勝8敗1分と巻き返しを見せています。
オールスターブレイクを挟んでの後半戦に向け、7月の戦いぶりは期待を持たせるものになりましたが、復調したチームには、開幕当初には見られなかった新しい顔ぶれが多く見られました。
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まず、6月のチーム打率.233、67得点から、7月は打率.265、111得点と大きく向上した打線の原動力となったのが、6月に途中加入したエンカーナシオンです。
7月2日に出場選手登録されたエンカーナシオンは、ここまで19試合出場中、17試合で安打を記録。9日から12試合連続安打、17日からは6試合連続打点を記録するなど、打率.325、5本塁打、21打点と、月間MVPも狙える成績で打線のキーマンとなっています。
日本人選手では、プロ8年目の勝又 温史の充実ぶりが際立っています。勝又は6月9日の北海道日本ハム戦から7月12日の巨人戦まで、23試合連続安打を記録。連続安打が途切れたものの、連続出塁は継続し、25日の中日戦まで33試合をマークしました。6月21日からは1番に定着し、7月の月間成績は打率.319、1本塁打、10打点。月間出塁率は.367とリードオフマンとして活躍を見せています。
17日の尾形は5月中旬に交換トレードで福岡ソフトバンクから移籍。移籍後の初先発初勝利からなかなか勝ち星が付きませんでしたが、この日は5回まで相手打線をパーフェクトに抑える快投で2勝目を挙げました。勝ち星はこの試合のみですが、7月は先発した4試合中3試合で6回を投げて2失点以内と好投を続けています。
18日の深沢は9回を投げ切り被安打4、無死球と圧巻の投球でプロ初完封勝利を記録。4、5月には3試合先発のマウンドを任されながら結果を残せなかった高卒5年目の右腕ですが、5日の東京ヤクルト戦に5回無失点の好投でプロ初勝利を挙げると、次の登板で一気に初完投、初完封を成し遂げました。
この試合では、今季埼玉西武から移籍した古市尊が、移籍後2度目のスタメンマスクで完封劇をアシストし、自身も移籍後初安打を記録しています。
19日の片山は、昨年のドラフト4位で入団した27歳のオールドルーキーで、プロ初登板となった4月の巨人戦では3回途中7失点で負け投手になりましたが、一軍復帰初戦となったこの試合で5回1失点、6奪三振の好投でプロ初勝利をマークしました。
今季の先発ローテーションでは、左腕は東克樹ひとりだけという状況で、チェンジアップなど多彩な変化球が武器のサウスポーは、貴重な存在になりそうです。
さらに25日の中日戦では、ビドが先発し、5回無失点の好投で来日初登板初勝利をマークしました。昨季はアスレチックスで、先発10試合を含む26試合に登板した本格派右腕が、後半戦の活躍を期待させる投球を見せました。
リリーフ陣では、大卒3年目となる松本 凌人が7月3日に今季初の一軍登録となり、ここまでの7試合で防御率0.00と無失点を継続中。リードした場面での起用も増えて3ホールドを記録しています。
さらに7月10日に育成から支配下登録となった浜地 真澄も、ここまで7試合の登板で無失点、4ホールドをマーク。2022年、阪神で52試合に登板して防御率1.14を記録するなど、通算9年間で136試合登板、6勝5敗31ホールド、防御率3.38の実績を持つ右腕が復活の兆しを見せています。
文:大久保泰伸/写真:産経新聞社
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大久保泰伸
フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。
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