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野球 コラム 2026年9月25日

村上宗隆、メジャー1年目でポストシーズン進出、次は逆転地区優勝へ

MLBコラム by 山田 結軌
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練習中の村上

村上宗隆(26)の加入と若手の台頭が、3年連続100敗に沈んだホワイトソックスを大きく変えた。

ホワイトソックスは9月24日(日本時間25日)、敵地でロイヤルズに9-1で勝利し、2021年以来5年ぶりとなるポストシーズン進出を決めた。2023年から101敗、121敗、102敗。3年連続100敗から翌シーズンにポストシーズンへ進んだ球団はMLB史上初となった。

メジャーリーグ中継2026

今季、打線に大きなインパクトを与えた1人が村上だった。2年総額3400万ドル(約54億円)で加入し、ここまで打率.204、33本塁打、74打点、出塁率.348、OPS.815。本塁打を放った31試合でチームは19勝12敗、打点を記録した45試合では28勝17敗。

さらに複数打点を挙げた17試合で13勝4敗、3打点以上を記録した8試合では全勝だった。92四球を選ぶ選球眼も備え、若手中心の打線で相手バッテリーに警戒を強いる中軸を担った。

ただし、再建を押し上げた要素は村上だけではない。

象徴的な動きが2024年12月のギャレット・クローシェのトレードだった。当時のエース左腕をレッドソックスへ送り、カイル・ティール、ブレーデン・モンゴメリー、チェイス・マイドロス、ウィケルマン・ゴンザレスの4選手を獲得した。

中でもマイドロスは今季、二塁を中心にレギュラーへ定着し、打率.275、16本塁打、63打点。ブレーデン・モンゴメリー、ティールもメジャー戦力となり、クローシェとの交換で獲得した野手3人がそろってメジャーへ到達した。ゴンザレスは今季途中にDFAとなり、マーリンズへ移った。

別ルートから加わった若手も戦力となった。生え抜きのコルソン・モンゴメリーは31本塁打。2024年にドジャースからトレードで加入したミゲル・バルガスも33本塁打を放った。

2024年ドラフト5巡目(全体140位)のサム・アントナッチはプロ入り2年でメジャーへ昇格。2025年12月にレイズから金銭トレードで加入したトリスタン・ピーターズは開幕ロースターを勝ち取り、今季初めてオールスター戦にも出場した。

アントナッチと肩を組む村上

投手陣でも若い戦力が成長した。2021年ドラフト3巡目(全体94位)のショーン・バークは先発ローテーションを支え、10勝7敗、防御率3.40。さらに2024年ドラフト1巡目(全体5位)の左腕ヘイゲン・スミスも8月にメジャーデビューした。

今季開幕前には『MLBパイプライン』のプロスペクトランキングで全体72位に入っていた逸材で、17試合で3勝3敗、防御率1.32、27回1/3で40奪三振。シーズン終盤のブルペンに加わった。

ポストシーズン進出は決まったが、地区優勝争いは続く。ガーディアンズもこの日、レッドソックスに1-0で勝利。残り3試合でガーディアンズが83勝76敗、ホワイトソックスが82勝77敗と1ゲーム差となっている。

今季の直接対決はホワイトソックスが7勝6敗で勝ち越しており、最終成績で並べばホワイトソックスが地区優勝となる。残り3試合でガーディアンズを1勝上回れば逆転可能。ガーディアンズが2勝1敗なら3連勝、1勝2敗なら2勝1敗が必要になる。

3年連続100敗から進めてきた再建は、村上という長距離砲の加入、若手の成長、ドラフトとトレードによる戦力整備が重なり、ポストシーズン進出へ結実した。最後の3試合では、さらにア・リーグ中地区の逆転優勝を狙う。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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