【ハイライト動画あり】プロ注目の高太一が好投。大阪商業大学が花園大学に快勝。全日本大学野球選手権2回戦

花園大学 vs. 大阪商業大学

27校が出場し、6月5日（月）に開幕した第72回全日本大学野球選手権大会は3日目。この日は神宮球場、東京ドームで2回戦が3試合ずつ行われる。

東京ドームの第2試合は出場2回目の花園大学（京滋大学野球連盟）と、出場13回目となる大阪商業大学（関西六大学野球連盟）の対戦。花園大学はこれが初戦で、大阪商業大学は星槎道都大学を退けての勝ち上がりだった。

花園大学はエースの藤原聡大でなく、4年生の右サイドハンド・奥田貫太が先発。大阪商業大学はエース・上田大河とともにプロ注目の左腕・高太一が先発した。

大阪商業大学が序盤から優勢に試合を進めていく。1回裏に3番・福島大輝のタイムリー安打で1点を先制すると、2・3・4回と得点圏にも走者を進める攻勢。5回には無死から4番・渡部聖弥が右中間を破る三塁打で出塁すると、暴投で生還して2点目を奪う。

花園大学は一死後に注目の2年生右腕・藤原聡大が登場する。藤原は最速152キロを計測した速球と、激しく折れるスライダーで爽快な投球を見せたが、一方で制球に苦しみ、さらに大阪商業大学の打線も球威に負けず、ボール球に手を出さなかった。

大阪商業大学は6回、二死からチャンスを作り、5番・河西威飛のタイムリー二塁打で2点を追加。7回にも5点目を奪うと、8回には4番・渡部がライトオーバーの2ラン本塁打を放ってダメを押す。

大阪商業大学は、高が7回に1点を失ったものの、その後は小刻みな継投で追加点を許さなかった。投打の噛み合った大阪商業大学が花園大学に7-1と快勝し、準々決勝進出を決めている。

◆試合結果
花園大学｜0 0 0 0 0 0 1 0 0｜1
大阪商大｜1 0 0 0 1 2 1 2 X｜7

◆投手
・花園大学：●奥田貫太、藤原聡大、小林純大
・大阪商大：○高　太一、福島孔聖、鈴木豪太、中島黛我

◆本塁打
・大阪商大：渡部聖弥（1号2ラン・8回）


文：大島和人