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野球 コラム 2023年5月1日

ラスベガス移転が濃厚なA’s かつての候補地サンノゼを巡るジャイアンツとの「たられば」

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム

オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム

先日、オークランド・アスレチックスがラスベガスに新球場建設用地を買収するとのニュースが流れた。全米有数のリゾートである同市のメイン通り「Strip」周辺で49エーカーだというから、日本流に言えば東京ドーム4個分以上の広さだ。MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーもこの動きを支持しているようで、同球団のラスベガスへの移転は一気に現実味を増した(実際には、MLBオーナー会議での正式承認取付などのハードルは残されているが)。

思い返せば、長い長いアスレチックスの新球場・移転問題だった。

2000年代に入り、ビリー・ビーンGM(当時)率いる同球団は、統計データを重視するマネーボール戦略を駆使し、低予算運営ながら球界に旋風を巻き起こす活躍を見せた。一方で、観客動員はさほど伸びなかった。その理由は様々だが、1966年竣工で68年のカンザスシティからの移転時から使用している本拠地オークランド・コロシアムの古臭さ、魅力のなさも指摘された。

そして、2006年にアスレチックスはオークランドの東南約80kmの街、フリーモントへの移転および新球場建設プランを発表した。新球場の命名権も「シスコ・フィールド」に決まった。しかし、このプロジェクトは球場建設による環境破壊を懸念する住民の強い反対で立ち消えになった。

その後白羽の矢が立ったのは、同じベイエリアでサンフランシスコのダウンタウンから南に約50kmのサンノゼだった。ところが、この案もサンノゼ市があるサンタクララ群のテリトリー権を有するジャイアンツが転入を承認せず、実現に至らなかった。

その間、コロシアムの老朽化は進み、2013年には球場の下水配管が破裂し汚物が流れ出すという笑えないアクシデントも起きた。

その後もアスレチックスの新球場プランは次々と発表された。現在のコロシアムから東にクルマで10分、電車で2駅の場所にあるレイニー・カレッジの用地の一部を買収し新球場を建設する案、コロシアムを基本的に同じ場所で建て替える案、そしてレイニー・カレッジからも近い港湾ハワード・ターミナルに住居や商業施設とセットの新球場案などだ。

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