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野球 コラム 2023年2月16日

「万能型三塁手ローレンが殿堂入り、元楽天ジョーンズも今後に期待」2023年米殿堂入り投票

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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スコット・ローレン

スコット・ローレン

現地時間1月25日、全米野球記者協会選出の2023年殿堂入り投票結果が発表され、1996年から2012年までフィリーズやカージナルスなどで活躍した強打好守の三塁手スコット・ローレンが選出された。

投票は資格を持つ記者による最大10名の連記性で、殿堂入りには投票者の75%の得票が必要だ。対象は引退後5年を経て事前にノミネートされた元選手で、候補者は最長10年間資格を保持できる。6年目のローレンは今回76.3%を獲得した。

ローレンの通算成績は打率.281、2077安打、316本塁打。いずれも立派だが傑出しているとは言い難い。1997年にナ・リーグ新人王こそ獲得しているが、MVP受賞や打撃3部門でのタイトル歴もない。しかしながら、ゴールドグラブ8度受賞の守備力や、通算盗塁数こそ118だが極めてアグレッシブな走塁で知られたオールラウンドなプレーヤーだった。今や選手の記した価値を推し量るに最も信頼できる指標とされるWAR(Baseball−Reference版)では通算70.1で、これまでの殿堂入り三塁手の平均値68.3を上回っている。

また、いわゆるステロイド時代に活躍しながら、薬物との関連が取り沙汰されたことがないことも、他に「鉄板」候補者が不在だったこととともに、前年の63.2%から票を押し上げる要因になったと思われる。

ロッキーズ一筋のトッド・ヘルトンは、5年目の今回、前回の52.0%から72.2%と大きく前進した。通算打率.316で、2000年には打率.372、42本塁打、147打点で打率と打点の二冠王に輝いているが、何せ打者天国デンバーを本拠地としていたため値踏みされがちだった。しかし、来年の選出はほぼ間違いない。

8年目のビリー・ワグナー(通算422セーブ)も前回の51.0%から68.1%まで票を伸ばした。投球回数が少ない救援投手は評価が難しいとされる。実際、ワグナーもWARでは27.8でしかないが、来年または最終年の2025年には選出される可能性が高い。

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