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パドレス、本拠地で16年ぶりのポストシーズン。ドジャースに勝って王手をかけるか?ナ・リーグ ディビジョンシリーズ第3戦のみどころ
MLBコラム by J SPORTS 編集部パドレスvs.ドジャース 第3戦
西海岸のライバル対決となったドジャースとパドレスによるナショナルリーグディビジョンシリーズ(NLDS)は、1勝1敗のイーブンで第3戦をパドレスの本拠地、ペトコパークで迎えることとなった。NLDSは3戦先勝となっており、パドレスが第3戦を制することができれば、王手をかけてそのまま本拠地で行われる第4戦に臨むことができる。
名将ボブ・メルビン監督は、16年ぶりとなるペトコパークでのファンを前にしたポストシーズンのゲームで、左腕のブレイク・スネルを先発投手に指名した。2018年のサイ・ヤング賞投手であるスネルは、今季の成績こそ8勝10敗、防御率3.38と、見た目に傑出したところはないものの、完全復活を遂げたレギュラーシーズン後半は防御率2.19と支配的なパフォーマンスを見せており、メルビン監督の信任も厚い。
ただし、ワイルドカードシリーズでのメッツ戦では、制球が定まらず4回途中で降板しており、『MLB.com』はこの試合の見どころ記事で、「果たしてどちらのバージョンのスネルになるか?」と、疑問を呈している。なお、スネルは強力打線を誇るドジャース相手にキャリア通算で11試合に先発登板し、防御率を2.54としており、相性は決して悪くない。また、レイズ時代に2020年のワールドシリーズで支配的な投球を見せたのは記憶に新しいところ。
そのスネルはドジャースとの対戦を控えた前日の会見で、2年前と比較するとフレディ・フリーマンとトライ・ターナーが加わったことから、ドジャースは「断然良くなった。打撃的には、ピースが揃い、より強くなった」と警戒しつつ、「待ちきれないね。この対戦に興奮している。これは僕がかなり楽しみにしていたことなんだ。彼らがどれだけ良いかを知っているので、彼らと対戦するのが本当に好きなんだ」と、胸の高鳴りを隠さずに語っている。
穴のないドジャース打線は、ラインナップ全員が要注意の対象と言えるが、とりわけ警戒したのが、このシリーズで既に2本の本塁打を放っているトレイ・ターナーだ。また、左腕対右打者という観点からは、リードオフのムーキー・ベッツ、そして4番のウィル・スミスあたりも怖い存在と言える。
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