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レッドソックスのデーブ・ドンブロウスキー球団社長が解任された。同球団は、昨季はペナントレースでは108勝という圧倒的な強さでア・リーグ東地区を制し、ポストシーズンでも危なげなく勝ち進み世界一となったが、彼はその編成面での立役者だった。今季のプレーオフ進出はほぼ絶望だが、世界一の昨季も低迷の今季も主力メンバーの構成に大きな違いはない。逆に言えば、来季の巻き返しの可能性も十分だ。しかもドンブロウスキーと球団の契約は2020年まで残っていた。なのに、この時期での解雇にこの世界の非情さを思い知らされたファンも多かったのではないか。しかし、同球団の置かれた環境を分析すると、これは適切な判断だったと言えなくもない。
来季、巻き返しを図るにはレッドソックスには大きな課題がいくつかある。まずは、枯渇したマイナー組織の再生だ。ドンブロウスキーは即戦力の大物を獲得するためには、若手有望株を手放すことを厭わぬタイプだった。クリス・セールを獲得するために超有望株だったヨアン・モンカダや豪速球投手のマイケル・コーペックをホワイトソックスに放出したのはその典型だったし、クレイグ・キンブレル(現カブス)をパドレスから獲得する際にもマニュエル・マーゴら複数のプロスペクトを惜しげもなく交換相手として差し出している。その思い切りの良さは昨季の世界一の重要な要素だったが、今後継続的に勝ち続けるには有望な若手の獲得は急務だ。
しかし、阻害要因になりかねない要素もある。そのクリス・セールはヒジの故障で今季絶望で、トミー・ジョン手術は回避の方向だが今後の健康状態には大いに不安が残る。しかし、彼には今年開幕前に来季から始まる1億4500万ドルの超大型5年契約をコミットしている。セールはすでに30歳で、この契約の行く末に不安は拭えない。
同じ左腕のデビッド・プライスもそうだ。彼のボストンでの4年間は必ずしも期待通りだったとは言い切れない。しかも現在34歳の年齢もありこれから下降線を辿るのは間違いないが、契約はまだ3年9600万ドルも残っている。
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