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野球 コラム 2026年5月17日

村上宗隆、打撃練習よりも大切にすること

MLBコラム by 山田 結軌
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練習中に打撃フォームをチェックする村上

しばらくアーチのない試合が続いた。5月16日(日本時間17日)のカブス戦。シカゴ・ホワイトソックス村上 宗隆内野手(26)は、16号&17号本塁打を放った。7試合ぶりの一発が出ると、メジャー移籍後初めて1試合2本塁打。チームの8-3の勝利に貢献した。

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「7試合という数字がどれくらい出ていないというのが、僕としてはそんなに大きなものではないと思っています。その準備をしっかりすることが一番大切だと僕は思っている。その準備を怠らず、毎日やることが良い結果につながると僕は思っている」

村上は頻繁に試合後の取材では「準備の大切さ」を語る。好結果が出ても、気を引き締めてコメントしている姿が印象的だ。

「7試合(本塁打が)出ていないだろうが、同じ準備を、同じ準備というか色んな試行錯誤を含め、やるべきことをやるというのは続けられたので、そこは100点だったかなと思っています」

その「準備」段階で何を重要視しているのか。

「トレーニングですね。朝のストレッチと可動域チェック。毎試合、毎回、体(の状態)は違う。朝起きたら違うので、今日はこういうアプローチしようとか、今日はこういうトレーニングしようというのは毎日心がけてやってますし、そこが一番大切かなと思っています」

16&17号を打った試合後、メディア対応する村上

室内ケージのスイングドリルや、フリー打撃での打球などではなく、自分の体を知ることが最も重要だという。イメージした動きと実際の動きのズレを理解する。そして、その日の練習と試合に臨む。新しい環境で丁寧に地道に己の体と向き合う日々を続けている。結果がいいときも、悪い時も繰り返す。

開幕から45試合。17本塁打は、メジャー1年目の松井秀喜(2003年、ヤンキース)の16本を抜いた。そして、日本選手として1年目最多の大谷翔平(2018年、エンゼルス)の記録(22本)まで5本に迫った。17本塁打は、ア・リーグでアーロン・ジャッジニューヨーク・ヤンキース)を抜き、単独1位に立った。

「自分のやるべきことををしっかり朝から毎日やって、その結果として色んなことが課題として生まれてきたりだとか、考えることもありながら、やっていることがつながっている」

3年連続100敗、2年連続ア・リーグ中地区最下位だったチームは、23勝22敗で地区2位。開幕からまだ1カ月半だが、ポストシーズン進出を狙える可能性を感じさせている。

「もちろん、この結果だけを見ると、現状では17本打ててはいますけど、一番大事なのはやっぱり準備というか、同じ体の状態で試合に挑むことがすごく大切だと思っている。それを45試合続けられているという現状としては、すごく良いのかなと思います」

勝利に貢献するため、体を整え、試合に向かう。日本選手としてのメジャー1年目の最多本塁打記録など、記録への注目度は高い。しかし、村上はチームの勝利を目指している。次の1安打、1本塁打でチームが勝てるようにベストを尽くす日々を送っている。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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