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野球 コラム 2018年8月9日

さらば、「元知将」マイク・ソーシア

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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大谷翔平の所属するエンジェルスのマイク・ソーシア監督が今季限りで勇退するようだ。彼は同球団の監督を2000年から務めており、球団史上最長の政権だ。寂しさは禁じえないが、ベースボールの、そしてマネージャーの在り方が変わりつつある現在、致し方ないとも思う。

実は、正式にはソーシアは辞意を表明していない。先日、『アスレチック』のケン・ローゼンタル記者が「今季限り」と報道したところ、ソーシアは即座に否定している。もっとも、「辞任決定」を否定しただけで、「来季もやる」と表明した訳ではない。エンジェルスは苦戦を強いられているが、シーズンはまだ2ケ月近くも残っている。最後まで務め上げるためにも雑音はシャットアウトしておきたい、ということだろう。

ぼくはソーシアには2度話を伺ったことがある。最初は2005年のアナハイムでのことで、その年エンジェルスでサイ・ヤング賞を獲得するバートロ・コロン(現レンジャーズのあの“ビッグ・セクシー"だ)が素晴らしい投球を見せた後の共同会見でのことだった。2度目は2014年で、クリーブランドでのインディアンス戦の試合後だった。いずれも、こちらの質問に丁寧に答えてくれた。また、(メジャーの監督は概ねそうなのだけれど)、常にメディアに対しては選手を褒める、守る、というスタンスでコメントする人だった。

2005年のホワイトソックスとのア・リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ(ALCS)では彼の人柄を象徴する出来事があった。敵地USセラー・フィールド(現ギャランティード・レート・フィールド)での第2戦でのことだ。1対1のタイで9回裏2死走者なしの場面で、ホワイトソックスのAJ・ピアジンスキーは2ストライクからエンジェルスのケルビン・エスコバーの低めのタマを空振りし三振。試合は延長に・・・だれもがそう思ったが、ピアジンスキーは猛然と一塁へ走った。

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