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スキー コラム 2022年3月24日

2022モーグルFIS ワールドカップ プレイバック【男子編】堀島vsキングズベリーの頂上バトルはまだまだ続く

ブラボー!!モーグル by STEEP
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今季は、'96~'03季、'07季以来となる、MOとDMの総合優勝者を別々に決めるシステムが採用された。そして、昨季は負傷でW杯連覇が途切れたキングズベリーが、MO、DMともに堀島とのデットヒートを制して2冠王に。20代最後のシーズンだったが、衰えをまったく感じさせない戦いをみせたキングズベリーは、男子選手初の、五輪金メダル、世界選手権MO優勝、世界選手権DM優勝、W杯総合優勝(MOとDMを合算)、W杯MO総合優勝、W杯DM総合優勝という全ての世界タイトルを手にした選手となった。

堀島の進化が止まらない!絶対王者までの距離はさらに縮まる

最終目標を達成できなかったが、課題を克服してますます強くなった堀島

今季、日本のエース・堀島はキングズベリーを倒して、五輪金メダル、W杯総合優勝を果たすことが期待されていた。そして、それを実現するための課題として考えられたのが、安定感のアップと、メンタル面の向上だった。これまでの堀島は、斜面によって得意不得意の差が激しく、不得意斜面ではスーパーファイナルに進めないことが度々あった。また、ミドルセクションでバランスを崩し、気持ちが切れてしまうのか、転倒やコースアウトするというケースが何度か見られた。一方で、キングズベリーは優勝できなかった大会でも確実に2位になって80点を得る。ここが両者の大きな差となって総合ポイントの数字に表れていた。

結果的に、今季も堀島はキングズベリーに追いつけなかった。しかし、少なくとも上記2つの課題を見事に克服し、過去もっとも頂に近い位置に急接近したのは確かである。もし、ホームである秋田たざわ湖大会のキャンセルがなければ、堀島の2冠も十分にあり得たのでは?そう思わせる成長ぶりだった。なにしろ、今季はW杯MO8戦、DM4戦、そして北京五輪と世界大会13戦ですべて表彰台に上っているのだ(優勝3回)。そして、北京五輪ファイナル3がその典型例だが、ミドルセクションでバランスを崩しても、そこから諦めずにリカバリーし、第2エアで大きく飛ぶことで挽回するという強さを身につけていた。これは技術面の成長に加え、メンタル強靭化のなせる業だろう。

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