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絶好調の川村はヴァルセントカムで連続V。DMでは総合優勝を狙えるポジションにいる!
地元大会で絶対王者が定位置をキープ。女子は川村が今季初優勝
■MO第4戦・ヴァルセントカム大会RESULT
〈女子〉
1位:川村あんり(JPN)
2位:ジャカラ・アンソニー(AUS)
3位:ジェイリン・カーフ(USA)
〈男子〉
1位:ミカエル・キングスベリー(CAN)
2位:ウォルター・ウォルバーグ(SWE)
3位:堀島行真(JPN)
モーグルW杯は1ヶ月強の中断期間を経て北米ラウンドがスタート。まずは、1月下旬にカナダのヴァルセントカムで行われた2戦を振り返ろう。
初日モーグル(以下MO)では、女子スーパーファイナルに川村あんり(JPN)と柳本理乃(JPN)の日本選手2名が進出。柳本は攻めの姿勢をみせたがミドルセクションでコブに弾かれ6位。ファイナル1を2位通過の川村は、ターン点でジャエリン・カーフ(USA)とトップタイ、ターン点で他を引き離し今季MO初優勝を決めた。
この日の川村は、昨年末より明らかに進化していた。とくにエアの入り方が断然スムーズになり、ジャンプの高さもアップ。ランディングも完璧だった。そしてターンは力強かった。ジャカラ・アンソニー(AUS)やカーフなどパワフルな選手上位に入るなかで、川村はそれを上回るパワーを感じるパフォーマンスをみせたのだ。ゴールエリアでは「ここまで頑張ってきたことの成果が出て嬉しいです」と笑顔で語っている。
男子MOは北京五輪のメダリスト3名が表彰台に上がった。ただし、表彰台のセンターに立ったのは、ホームの声援を味方につけたミカエル・キングスベリー(CAN)である。キングスベリーはスーパーファイナルのターン点で2位のウォルター・ウォルバーグ(SWE)を2点以上引き離し、トータルで85.37点という高得点をゲットしている。ただし、タイム点に限れば17.04点で、ウォルバーグ、堀島行真(JPN)、ベンジャミン・キャヴェ(FRA)、マット・グラハム(AUS)に続く5位だった。キングスベリーの滑りは十分に速く見えたが、実際は他の選手たちの方が勝っていたのだ。30歳になった絶対王者にとって、果たしてこれは不安材料となるのか?
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