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絶頂期よりは安定性はダウンしたが、やはり強いキングスベリー。MO第4戦までに2勝して、2位が2回
なお、ファイナルに進出した他の日本勢は、女子の中尾春香が12位、伊原遥香が15位、男子は杉本幸祐が8位、松田颯が11位、島川拓哉が16位。島川は嬉しい初の予選突破となった。
ニューカマーも台頭。DMはサプライズ続出の面白さだ
■DM第3戦・ヴァルセントカム大会RESULT
〈女子〉
1位:川村あんり(JPN)
2位:ペリーヌ・ラフォン(FRA)
3位:マケイラ・ガーケン-スコフィールド(GBR)
〈男子〉
1位:ウォルター・ウォルバーグ(SWE)
2位:ミカエル・キングスベリー(CAN)
3位:フィリップ・グラベンフォース(SWE)
続くDMの第3戦では、女子は川村、男子は堀島がイエロービブを着用した。それは、日本がネイションズカップを得た強豪国であることを実感させられる場面だった。
女子はクォーターファイナルで柳本をくだした川村が、セミファイナルでカーフに勝利。もう一つの山からは、新鋭のマケイラ・ガーケン-スコフィールド(GBR)を倒したラフォンが勝ち上がった。
そしてファイナルでは、ラフォンがミドルセクションでバランスを崩したのに対し、川村は余裕を感じさせた滑りを見せる。ゴールしたのはわずかにラフォンが速かったが、ジャッジは川村を支持。こうして、連勝の川村は次のレースでもイエロービブを着用することになった。
なお、3位決定戦ではガーケン-スコフィールドが勝利し、自身初の表彰台となる3位に。イギリスの選手がモーグルW杯の表彰台に上がった例は過去にあっただろうか?
男子はランキングトップの堀島がクォーターファイナルで転倒してグラハムに敗れる。そのグラハムはセミファイナルでウォルバーグに屈した。かたやキングスベリーは、注目の新星、フィリップ・グラベンフォース(SWE)をねじ伏せてファイナルに進んでいる。
ファイナルはキングスベリーとウォルバーグが激突。ミドルセクションでサイドバイサイドの展開となり、両者がハイスピードながら正確なターンで競い合った。しかし、キングスベリーは途中でバランスを崩し、第2エア台に突っ込むように転倒。あまりにも意外だが、ウォルバーグがW杯初優勝を果たしたのだった。3位決定戦では、グラベンフォースが高速ターンでグラハムを圧倒した。
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