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スキー コラム 2023年2月3日

1月開催の北米2戦をプレイバック。川村は連勝、堀島もMO上位を死守!

ブラボー!!モーグル by STEEP
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男子MOは上位の点差が女子ほど開いていないが、キングスベリーが本命であることは揺るがない。堀島が残る2戦で優勝しても490点なので、キングスベリーが2戦とも2位だと総合Vには届かない計算となる。そして、そんな状況を引っ掻き回す台風の目になるのがウォルバーグだろう。負傷により開幕戦を欠場したため当初からMO総合優勝争いにはハンデのあった北京五輪金メダリストは、ヴァルセントカムでMO2位、DM優勝と勢いに乗っている。キングスベリーを3位以下に追いやる可能性のある、堀島にとってはある側面では強力な援軍であるとともに、別の側面では自身を脅かす恐ろしい敵でもある。ともかく、優勝を目指す堀島にできることは、200点をとることだけなのだ。

独立した種目となることで、DMの魅力が増し増しに。とくに男子の総合優勝争いはエキサイティングだ

DMは混戦模様。最終戦のファイナルまで目が離せない展開に!

■女子DM総合TOP5(第3戦終了時点)
1位: 川村あんり(JPN)280pt
2位:ペリーヌ・ラフォン(FRA)220pt
3位:エリザベス・レムリー(USA)164pt
4位:ジャカラ・アンソニー(AUS)139pt
5位:マケイラ・ガーケン-スコフィールド(GBR)132pt

続いてDMはどうか?女子DMは川村がイエロービブをつけたまま折り返したが、ラフォンとの点差は60点なので、まだまだ先はよめない。川村は3戦では優勝2回、2位1回と、昨季までのDMが苦手なイメージを完全に払拭に成功している。むしろ、いまの川村の特性はDMでこそより生かされている印象すらある。
だが、これまでにあらゆる世界タイトルを独占してきたラフォンにとっては、未経験のW杯DM総合優勝はなんとしても果たしたいところだろう。2強の総合優勝争いは最終戦のトーナメントのテッペンまでもつれ込むか?

■男子DM総合TOP5(第3戦終了時点)
1位:ウォルター・ウォルバーグ(SWE)205pt
2 位:フィリップ・グラベンフォース(SWE)185pt
3 位:ミカエル・キングスベリー(CAN)182pt
4 位:堀島行真(JPN)161pt
5 位:ベンジャミン・キャヴェ(FRA)120pt

開幕戦欠場で、MO総合優勝を捨てたといってもいいウォルバーグにとって、DM総合優勝は喉から手が出るほど欲しいタイトルだ。常にハイスピードながら巧みなスキー操作をみせるウォルバーグは、DM新時代を象徴する選手だといえる。総合トップは納得だ。
しかしながら、DMは残り3戦あり、100点以内に上位陣がひしめいているため予想が難しい。堀島にも逆転Vの可能性は十分にある。今後は、上位陣同士の直接対決で一瞬でも怯んだ選手が脱落していくことになるのだろう。

堀島は、MO、DMともまだ目標とする総合優勝の可能性を残している。最後まで諦めずに食らいついていくだろう

さて、次のW杯は2月2日(MO)と4日(DM)、ディアバレー(USA)での2戦だ。そこでいかなるドラマがあるか?

文:STEEP

STEEP

スキー・スノーボードの本質を追いかけるWEBメディア。90年代からフリースタイルスキーを追う編集部による、モーグルW杯の見どころを紹介。サイトでは様々な情報を更新中。https://steep.jp/

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