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スキー コラム 2018年3月7日

第7回『RAW AIR開幕オスロ・ホルメンコーレン』

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文
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小林陵侑

いよいよW杯ひとケタ順位に定着してきそうな小林陵侑(土屋ホーム)

また注目の若手小林陵侑はラハティW杯で1本目に2位につけ、少しばかり緊張した2本目で6位と後退したが、いよいよ上位進出とヒトけた定着へのパワフルさが出始めた。 「五輪のジャンプは、これからに生かせるものになりました。とにかく自分の滑りに集中できたのも良い経験です」
そうクールな表情で語った。

さらにラハティ大会からコーチボックスでスタートフラッグを振り出した宮平秀治コーチがいた。その堪能なドイツ語で情報収集力にもたけるだけに、新たな指導力に期待だ。もともと、アシスタントコーチとして、サービスマンと一緒にスキーとワックス用具類を積んだ車両で、欧州各地の試合会場をくまなく回った地道な努力がいよいよ生きてきた。

ロベルト・ヨハンソン

好調の波に乗って果敢に飛ばすヒゲのヨハンソン(ノルウェー)

海外勢では、地元の優位さを基軸にとことん攻めるノルウェーとなる。
これまで絶好調だったタンデがやや低迷気味だがフォルファン、ヒゲのヨハンソン、スティヤネン、ベテランのファンネメルにヒルデなどで着々と上位独占を狙ってくる。
対抗してくるのはW杯個人総合優勝に向かってひた走るストッフのポーランド。実力派のコット、ジラ、クバツキ、フラがしっかりと続いて、その分厚いチーム力を誇っている。
ラハティで団体戦を制したドイツはベリンガーにフライタクが好調のまま、勢いあるアイゼンビヒラーとガイガーの成長があり、そこにトレーニングに復帰してきたフロイントの去就も気になるところ。

アンドレアス・ベリンガー

W杯後半戦にその存在感を発揮してくる勇者ベリンガー(ドイツ)

名門チームのオーストリアはクラフトの復調がみられ、同僚のハイバックも元気になってきつつ、加えて中堅フェットナーの突き抜けがほしい。
ところで、スロベニアの英雄プレフツは、いまひとつのままに終わるのであろうか。いや、そんなことはない。いつもの地元プラニツァで、あっという飛びをみせて地元の大観衆であふれる会場を、必ず沸かせてくれるはずだ。

岩瀬 孝文

ノルディックスキージャンプの取材撮影は28年以上、冬季五輪は連続5回、世界選手権は連続12回の現地入り取材。スキー月刊誌編集長を経て、2007札幌世界選手権では組織委員会でメディアフォトコーディネーターを務めた。 シーズンに数度J SPORTS FIS W杯スキージャンプに解説者として登場。『冬はスキー夏は野球』という雪国のアスリートモードにあり、甲子園の高校野球や大学野球をつぶさに現場取材にあたっている。

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