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史上10人目の日本女子大会覇者!18歳の千葉百音が初めての四大陸選手権戴冠「今後も地に足をつけて、精進していきます」 | ISU四大陸フィギュアスケート選手権2024 女子シングル レビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部だからこそ悔しさが大きかった。他のいくつかのジャンプでミスさえ出なければ、異なる色のメダルが可能だと分かっていたからだ。SPは今季の国際大会で1度も成功させられなかったコンビネーションで、またしても3回転ループ、3回転トーループともに4分の1回転不足を取られた。FSでは改めて3Lo+3Tに挑むも、今度は3Tで回転不足。さらにFS前半のジャンプシークエンスでは3回転ルッツがすっぽ抜け1回転に、後半の3Lzは回転不足に。FSだけなら2位で終えたが、トータルではわずか2.51点差で銀メダルを逃した。
「来季はSPでも、昨シーズン同様、3回転アクセルを飛ぶつもりです。4回転の習得に励んで、FSには絶対に入れていきたいです」
過去4度の参戦ではすべて表彰台乗りを果たし、2度の優勝も飾っている三原舞依は、今年は7位で大会を終えた。SPこそ表彰台圏内の5位で折り返したが、FSで巻き返すことはできなかった。
四大陸終了後の精密検査で疲労骨折が判明したほど、今シーズン悩まされ続けた右足の状態は悪かった。SPでのコンビネーションジャンプでは、2本目の着氷時に崩れ落ちるように転倒。FSは冒頭に難しいコンビネーションを立て続けにこなしたが、その後3つのジャンプで予定していた回転をこなせなかった。
しかし三原の丁寧で繊細な滑りと、すべての人を幸福にする笑顔は、まるで陰りを見せなかった。昨季のプログラム「戦場のメリークリスマス」に急遽戻したSPは、PCSで文句なしのトップスコアを記録した。伸びやかで美しいロングスパイラルに彩られたFSのコレオシークエンスは、誰よりも高いGOE加点を得た。
「結果も演技も悔しいものになってしまいました。試合で最後まで滑りきれたことは、プラスにとらえてもいいかもしれませんが、それ以上に反省すべきところがたくさんあります。ここから再出発だと思っています。今シーズンで終わりではありません。この先も頑張って進んでいきます」
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