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史上10人目の日本女子大会覇者!18歳の千葉百音が初めての四大陸選手権戴冠「今後も地に足をつけて、精進していきます」 | ISU四大陸フィギュアスケート選手権2024 女子シングル レビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部SPの71.10点で、ジュニア時代からのPBを0.94更新。FSの143.88点では、銅メダルを持ち帰った昨四大陸の記録を6.18点も塗り替えた。トータルでは9.16点を一気にのばして214.98点。今シーズンのISU認定シニア大会で、千葉以上のハイスコアをマークしたのは、現役世界王者の坂本花織と欧州王者ルナ・ヘンドリックスの2人しか存在しない!
「自分の良さを少しは表現できるようにはなってきたかな……とは感じているんですけど、これから、本当にこれからだと思っています。もっともっとレベルアップしていきたい。今回の『滑っていて幸せ』という感覚を忘れずに、今後も地に足をつけて、精進していきます」
第25回大会を終えた四大陸選手権で、千葉百音は史上10人目の日本女子大会覇者となり、日本に16個目の女子シングル金メダルをもたらした。男女アベック優勝は史上7回目。男女そろって複数人を表彰台に送り込んだのは、10年ぶり3度目の快挙だった。
千葉とならんで表彰台に立ったのは、渡辺倫果だ。1年前の四大陸初出場時の5位から、ステップを2段上がった。また世界ジュニア、世界選手権の経験を持つ21歳にとっては、ISUチャンピオンシップで手にした初めてのメダルだった。
「嬉しいと言うよりも、率直に悔しいという気持ちが大きいです。ただ今大会はたくさんの良い経験もできました。今回見つかった課題にしっかり取り組みながら、来季に向けてまた頑張っていきたいと思います」
FS冒頭の3回転アクセルは、力強く決めた。今シーズンここまでどうしても上手く行かず、一時は封印さえした大技を、渡辺は昨四大陸以来1年ぶりにクリーンに着氷した。しかもGOE加点は過去2番目に高い2.06点。つまりこの3Aだけで、大量の10.06点を叩き出したことになる。もちろん成功させたジャンプは、ことごとく高いGOEをもぎ取った。
トータルパッケージとしての評価も得た。SP・FSともにオールレベル4判定を与えられたのは、今大会で千葉と渡辺の2人だけ。PCS演技構成点の「スケーティングスキル」で、SPとしては今季初めて8点台がついたし、FSのステップシークエンスは千葉に次ぐ2番目の好評価だった。
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