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鍵山優真や三原舞依が出場!世界チャンピオンへの登竜門で、4大陸の猛者たちがしのぎを削る | ISU四大陸フィギュアスケート選手権2024プレビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部1年前、千葉百音はSP7位からの逆転表彰台を成功させ、4CC初出場3位に飛び込んだ。持ち前のしなやかなスケーティングで、2度目の今回は、さらに上段へと駆け上がりたい。
今季前半の初シニアGP転戦は、千葉にとっては試練の連続でもあった。それでも、「背水の陣」で臨んだ全日本の大一番で、2位銀メダルを獲得。もう一度出たい、と願ってきた四大陸への切符を見事に手に入れた。しかも約1ヶ月半後には、初めての世界選手権も控えている!
渡辺倫果もまた、2年連続の四大陸で、好成績を誓う。武器の3回転アクセルは、昨大会FSで着氷して以来、1度も成功させられずにいる。ただ、あえて3A抜きの構成で臨んだ今季のGP中国杯では、他エレメントをほぼクリーンにこなし、高得点での銀メダル。全体を通しバランスよく得点が出せるようになった渡辺が、全日本から改めて飛び始めた3Aをしっかり決めることさえできれば……成績は自ずとついてくる。
韓国のイ・ヘインは、言うまでもなく、金メダル大本命に名を挙げられる。ディフェンディングチャンピオンにして、昨世界選手権では10年ぶりに韓国女子にメダルをもたらした18歳は、たしかに今季ここまで成績は振るわなかった。ちなみに過去2シーズンはやはり前半戦は低調で、後半戦で好演技を連発するという……スロースターター型。今大会には、すべての歯車をぴたりあわせて、乗り込んでくるはずだ。
一方のキム・チェヨン(韓国)は、初の本格シニアシーズンを迎えた今季、すでにGPカナダ大会で表彰台を楽しんでいる。いまだジュニア転戦中だった昨大会、SP3位で衝撃を呼んだ。続く世界選手権でもFS3位と、堂々と実力を再証明。つまプログラムをしっかり2本揃えることさえできれば、メダル候補の一人。また年末の韓国ランキング大会で3位に食い込んだウィ・セヨン(韓国)が、初めての四大陸にやってくる。
アメリカからは、NHK杯で表彰台の上位2席を独占したアヴァマリー・ジーグラーとリンジー・トルグレンが、それぞれ生まれて初めての4CCに参戦する。ジュニアワールドの経験さえ持たない18歳ジーグラーは、前週の全米選手権を辞退し、上海行きに全力投球。「代替」で出場権を得たNHK杯で、逆転優勝をさらい取ったときのような、爽やかなサプライズを巻き起こしたい。そのナショナルで悲願の初優勝を遂げたアンバー・グレンは、心身のリカバリーを優先し、4CC行きを取りやめた。代わりにいまだジュニアとシニアを掛け持ち中のエリス・リーングレーシーが、初の大舞台に挑む。
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