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フィギュア スケート コラム 2023年4月17日

もう無駄に、悔しい、苦しい思いをしなくていいようにーー。坂本花織、苦難を乗り越えて掴んだ金メダル | ISU世界フィギュアスケート選手権2023 女子シングル レビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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「世界選手権に出場したい、初めて日本で試合を戦いたい、そう強く思ってシーズンを戦ってきました。その目標を叶えられましたし、期待していた以上の結果を残すことが出来ました。観客のみなさんに披露したいことを、すべて出し切ることも出来ました、だから本当に幸せです」(イ)

1年前のモンペリエで2位に飛び込み、ベルギー女子に史上初めての世界選手権メダルと「3枠」をもたらしたルナ・ヘンドリクスは、今年は3位銅メダルに輝いた。SP5位と出遅れ、FSも転倒がありながらも、力強くプログラムを滑りきった。

なにより決して簡単ではなかったシーズンの終わりの、大きな成果だった。グランプリシリーズで2戦優勝を果たし、グランプリファイナルでは銀メダル。しかし絶対的優勝候補として臨んだ欧州選手権では、まさかの2位に甘んじた。大きな期待と、大きな重圧に、常に苦しめられてきたという。FSを滑り終え、しばらく後にメダルが確定すると、ヘンドリクスは思わず嗚咽を上げて泣きじゃくった。

「今季はプレッシャーというものを初めて味わいました。だからこそ一生懸命練習してきました。重圧を乗り越えるためです。より大会を楽しむためでもあり、自分を信じ続けるためでもありました」(ヘンドリクス)

三原舞依選手

三原舞依選手

ヘンドリクスがSP5位から総合3位にジャンプアップした一方で、三原舞依はSP3位から総合6位へと順位を落とした。

SP「戦場のメリークリスマス」は細やかに、丁寧に、感動的に演じ上げた。「q」がひとつついた以外は、いつもの三原らしく、極めて純度の高いパフォーマンスだった。演技後の瞳には涙があふれ、観客はスタンディングオベーションで絶賛した。

「自分でもびっくりするくらい緊張していて、久しぶりに足が震えながらの演技でした。でも自分の名前がコールされた時に、すごい声援をいただいた。たくさんのバナーが目に入りました。なんて幸せなんだろう……と、うるうるしました。だから緊張しながらも、その緊張感を良いものに変えることができたんです」(三原)

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