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フィギュア スケート コラム 2020年9月17日

田村岳斗コーチ特別インタビュー ジュニア新時代~羽生選手の最優秀選手賞受賞まで19/20シーズン振り返り

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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田村岳斗(木下スケ−トアカデミー ヘッドコーチ)

フィギュアスケート2020-21シーズンに向けて、田村岳斗コーチにインタビュー。今シーズンから木下スケートアカデミーのヘッドコーチに就任。アカデミーの話の前に、まずは2019-20シーズンを振り返ってもらった。新型コロナウイルスの影響で世界選手権が行われなかったが、ジュニア、シニアの両方で印象に残った選手とは?

昨シーズン印象的だったジュニア新世代の台頭とシニアのさらなる成長

J SPORTS:改めて2019-20シーズンを振り返っていただきます。まずジュニアに関してはどのような印象をお持ちですか?

田村:ジュニアでいちばん印象的だったのは、男子の鍵山優真選手と佐藤駿選手の活躍ですね。鍵山選手はスピードもありますし、ジャンプの質が高い。佐藤選手も同じように、ジャンプにキレ、精度がありますから、これはまた日本の男子がおもしろくなってきたなと思わせてくれました。ただ、この二人をジュニア世界選手権で抑えて優勝したロシアのモザレフ選手。世界ジュニア以外の試合でも何度か見ましたが、とにかく強い選手だなと思っていました。公式練習で見た際には、特別に目を惹く要素を感じなかったのですが、いざ試合になるとしっかりと点を取ってきて結果も出している。鍵山選手と佐藤選手を抑えての優勝ですから、2人にとっても大きなライバルとなっていくでしょう。2022年北京オリンピックの男子シングルがどうなっていくのか、楽しみな選手たちが増えました。

J SPORTS:ジュニア女子シングルについてはどうでしょう?

田村:ジュニア世界選手権で優勝したロシアのワリエワ選手はFSで4回転トウループを2本入れてきました。1本目は着氷が乱れてキレイには決まらなかったのですが、2本目は完璧でした。ただ、ロシアの代表としてあの場に立っている時点で、すごいことをやるのは予想できました(笑)。メドヴェージェワ選手やザキトワ選手、次にトゥルソワ選手、コストルナヤ選手、シェルバコワ選手を何度も試合で見ているので、僕もいちいちビビらなくなりました(笑)。ワリエワ選手については、細い体に強さを感じます。柔らかさと強さの両方を高いレベルで持っていると感じます。アメリカのアリサ・リュウ選手は、トリプルアクセルも4回転も持っていますから、ジャンプテクニックはロシア選手にも負けていません。試合で両方決まって、ジャンプ以外の総合力も高まっていけば、おもしろいことになりそうです。

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