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フィギュア スケート コラム 2020年9月17日

田村岳斗コーチ特別インタビュー ジュニア新時代~羽生選手の最優秀選手賞受賞まで19/20シーズン振り返り

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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J SPORTS:最近、SNSでジュニアやノービス選手のすごいジャンプ動画がアップされていてコーチがアップしていることもありますね。

田村:選手の注目度を高めたいという思いもあると思いますが、僕はあまりやってないですね。J SPORTSで1回動画をアップしてもらったぐらいです。そもそも僕自身SNSのやり方がよくわかっていません。SNSは正しい使い方をすればとても便利な道具だというのは聞いています。ただ、使い方を間違えて大きな問題になることも多いと聞いています。機械の使い方もよくわからない僕が気軽にSNSには手を出さない方がいいと思っています。

 

J SPORTS:それでは次にシニアについてお伺いします。残念ながら世界選手権が開催されなかったので振り返ることが難しいと思いますが…。

田村:ファンのみなさんは、羽生選手や宇野選手の完成した演技、ネイサン・チェン選手をはじめとするライバルとの戦いを見たかったでしょう。僕もその一人です。羽生選手は負けた後は必ずなにかをやってくれる選手ですし、宇野選手はステファン先生についてからそんなに時間が経ってない中で、次にどんな滑りを見せてくれるのかなとすごく興味がありました。

J SPORTS:昨シーズン序盤は苦しみましたが、後半から上り調子になっていた宇野選手に関してはどのように感じていましたか?

田村:宇野選手はステファン先生がコーチについてまだ時間が経っていないなかで、どう仕上げてくるか世界選手権で見たかったというのはあります。本人もやりたかったでしょう。彼は間違いなく世界レベル。世界選手権がなかった以上、振り返るのが難しいです。中途半端なことを言うのは、彼に対して失礼だと思うので。

J SPORTS:昨シーズン、ネイサン・チェン選手の安定感が高まったように感じました。

田村:平昌オリンピック以降、ネイサン・チェン選手の安定感が際立つようになりましたね。平昌オリンピックも失敗したのはSPだけで、FSはよかったですから。もともと力はある選手でしたし、性格的に淡々としているように見えて熱い気持ちも感じられますし、油断をするようなこともありません。冷静な判断力も強さの一つだと思います。コンディション、試合によって構成を変えてきます。普段からそういう練習をしていて、状況に応じていろいろ対応もできるのでしょう。4回転の種類が多いからできることです。単純に難易度を下げてジャンプを入れ替えたからうまくいくわけではないのがフィギュアスケートの難しさでもあります。それでも冷静にどんな状況にも対応ができる準備・技術と精神力が彼にはあります。

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