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フィギュア スケート コラム 2023年2月10日

第43回全国中学校スケート大会フィギュアスケート競技 女子シングルレビュー

フィギュアスケートレポート by 中村康一(Image Works)
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「昨年の全日本ジュニアに出られたんですけど、来季も出場してベストの演技ができたらいいな、と考えてます。好きな選手は坂本花織さんです。パワフルなジャンプと、スケーティングが深くて上手なところが好きです」

8位 矢口真央

矢口真央

元気で明るい矢口真央がようやく帰ってきた。これだけ良い演技を観られたのは本当に久し振りだ。

「中部ブロックのショートの公式練習で、左足のブレードで右足を刺してしまって、2週間ぐらい練習できませんでした。それが今季の不調の一番の原因です」

2019年の全日本ノービスで島田麻央に次ぐ2位に入った頃は本当に勢いがあり、その後の活躍が期待されたのだが、チームの移籍を含め、練習に集中できない時期があったようだ。復調のきっかけとして、1年前から使っているブレードが馴染んできたことを挙げていた。

山一ハガネのブレードを使っているそうだが、矢口選手にとっては使いこなしの難しいブレードだったようで、「スケーティングは凄く滑るんですが、滑り過ぎてジャンプの調整が難しかったです」とのこと。本人曰く「私は不器用なんです」と。時間はかかったが、その成果が表れてきたのだろう。

「今年は絶対にフリーに残りたいという気持ちが強かったです」

そのためにショートはコンビネーションジャンプを3T+2Tという安全策にした。本当はフリップに挑戦したかったようだが、スケーティング、動きの切れが素晴らしく、難度を落とした構成でも高い得点を出すことができた。

「今後はトリプルアクセルにも挑戦したいです。憧れのスケーターは、恩田美栄先生です。パワーのある演技なので、それは自分に足りないところだと思います」

強気な言葉も戻ってきた。明るくて華のある選手だ。トリプルアクセルの習得は簡単ではないだろうが、ルッツ、フリップ、そして3+3まで復調すれば十分トップクラスで戦えるはずだ。来季の完全復活が楽しみだ。

文:中村 康一 / Image Works

代替画像

中村康一(Image Works)

フィギュアスケートを中心に活躍するスポーツフォトグラファー。日本全国の大会を飛び回り、選手の最高の瞬間を撮影するために、日夜シャッターを押し続ける。Image Works代表。

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