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ラグビー コラム 2025年4月17日

4連勝中の花園ライナーズ、 本拠地でキューデンヴォルテクスを迎え撃つ

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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リーグワン・ディビジョン2は、4月18日(金)~20日(日)、第12節の4試合が行われる。現在首位を走るのは豊田自動織機シャトルズ愛知(勝ち点46)、2位NECグリーンロケッツ東葛(勝ち点40)、3位花園近鉄ライナーズ(勝ち点36)がこれを追う。昨季、ディビジョン1から降格した花園Lは、1年での昇格を目指すが、開幕3試合で勝ち星ないというスタートで現在3位。残り3節で勝ち点を積み上げ、入替戦進出枠の2位以上に入りたい。第13節はグリーンロケッツ、第14節にシャトルズという上位との対戦を残すため、チャンスは十分にある。負けられない第12節、対九州電力キューデンヴォルテクス(九州KV)というわけだ。

花園Lは前節、レッドハリケーンズ大阪に48-31で勝利した。決定力あるWTBセミシ・マシレワが前半17分に負傷退場するアクシデントがあったが、代わって出場した江川剛人が持ち前の快足を生かして3トライをあげ、窮地を救った。「私たちは一戦必勝でいかなければ、もうあとがないという状況。勝ち点5をとって勝てたこと、コンタクトで自分たちのペースで戦えたことは良かった」。向井昭吾ヘッドコーチも手ごたえをつかむ戦いだった。

 

今節は、そのメンバーから、先発15名で3名の変更がある。NO8ミッチェル・ブラウンに代わって宮下大輝が先発し、マシレワが欠場のため14番だった片岡涼亮が11番に回り、江川が14番で先発。FBはウィル・ハリソンが雲山弘貴に代わって出場する。キャプテンのFLパトリック・タファを軸にFW戦で圧力をかけたい。

対する九州KVは現在5位(勝ち点19)だが、6位、7位のチームとの差は2点しかなく、残り3節の結果次第ではディビジョン3との入替戦もあり得る。前節は日野レッドドルフィンズに33-36で競り負け、痛い黒星を喫した。今村友基ヘッドコーチは「終始、ディフェンスのところで相手にラインブレイクされることが多かった。コーチ陣はもう一度、来週に向けてよい準備をしなければいけない」と話した。

 

今節のメンバーは、前節から先発15名で8名という大幅な変更がある。PR(1番)はファイアラガ望サムエル、PR(3番)は尾池亨允が前節のリザーブから先発へ。FL(6番)は中島謙に代わってアーロン・キャロル、FL(7番)はコルビー・ファインガに代わって山田有樹が入る。SHは神田悠作が第9節以来の先発。CTB古城隼人、WTB齊藤剛希もリザーブから先発へ。FBは加藤誠央に代わって、第7節以来の復帰となる21歳のチャーリー・ワージントンが入った。ベテランのWTB山田章仁は23番を背負う。

両チームは今季2度目の対戦で、2月22日の対戦では、39-12で花園Lが勝っている。このときは、キャプテンのパトリック・タウファが怪我から復帰。体を張ってチームに勢いを与えた。リーグワンの統計数値を担当するOPTAによれば、花園Lは九州KVとのリーグ戦では現在8連勝中で、直近7試合では各30得点以上を挙げ、15点差以上をつけている。ここまでのトライ数、ディフェンス突破などの数字も花園Lが上回る。立ち上がりの勢いを九州KVが止め、拮抗した展開に持ち込むことができるか。まずは序盤の攻防に注目したい。

文: 村上晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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