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ラグビー コラム 2026年5月18日

【ハイライト動画あり】大学王者・明大が8トライ奪う快勝。慶大も終了間際に一矢報いる

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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大学王者の攻撃力の高さを見せつける試合だった。5月17日(日)、えがお健康スタジアム(熊本県)にて関東大学ラグビー春季特別招待試合「慶應義塾大学vs明治大学」が開催され、明大が50-5で快勝。今季も全国大学選手権の優勝候補筆頭である実力を証明した。

当日の熊本県は最高気温が32度という予報。正午前には29度に達していた。真夏のような暑さの中で、午後1時、明大SO伊藤龍之介(4年)のキックオフで試合は始まる。伊藤龍之介ほかWTB海老澤琥珀(4年)、FB竹之下仁吾(4年)の3名は翌日からJAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)の大分合宿に参加することになっている。33名のスコッドは大半がリーグワンの選手で、その中に大学生は7名。大学屈指の才能が3名揃う明大は立ち上がりから慶大を圧倒した。

グラウンドの幅いっぱいを使って左右にボールを動かしたかと思えば、SO伊藤がロングキック、ハイパント、キックパスなど多彩なキックでディフェンスを揺さぶる。前半4分、左タッチライン沿いで待っていたFL大川虎拓郎キャプテン(4年)が、伊藤のパスを受け、トライライン直前でタックラーをかわしながら左隅にトライ。伊藤が難しいゴールも決めて、7-0とリードする。慶大もFL申驥世(2年)が力強いタックルを見せるなど粘ろうとするのだが、明大のテンポの速い攻撃に次々にディフェンスを破られる。

前半15分、明大は慶大陣深く攻め込んだラインアウトからNO8中川功己(4年)が抜け出してトライ。伊藤のゴールも決まって14-0とする。その後もモールからトライを追加すると、26分、海老澤がタッチライン際でキックパスをキャッチし、自らのショートパントを再獲得してトライラインを駆け抜けた。これで26-0とリードを広げると、29分、自陣から抜け出した海老澤をSHは岡元聡志(1年)がサポートしてトライエリアまで走り切る。岡元は京都成章高校ではSOとして全国高校大会などで活躍したが、大学では志願してSHに挑戦している。素早くパスをさばくだけではなく、持ち前のランニングスキルも存分に披露した。

5月17日

【ハイライト】慶應義塾大学 vs. 明治大学|関東大学ラグビー春季特別招待試合2026(5月17日)

その後は慶大も反撃に出るが、明大はディフェンスラインを素早く押し上げて攻撃を寸断。後半36分には左タッチライン沿いで待っていた大川が伊藤のキックパスをキャッチし、内側にサポートした海老澤にパスを出してトライ。前半終了間際にも自陣22mライン付近のスクラムから右オープン展開してCTB大和哲将(3年)が抜け出し、竹之下、WTB長谷川諒(3年)とボールが渡って右隅にトライを追加する。スコアは、前半だけで45-0と大きく開いた。

明大は後半10分にも長谷川がトライを追加し、50-0としたが、その後、試合は拮抗する。前半途中にウォーターブレイクが入る暑さのなかで、後半は両チームとも次々に選手を交代させて、運動量を落とさずに戦い続けた。慶大はSH森航希(4年)、SO田村優太郎(3年)を軸にテンポアップした攻撃を仕掛けたが、連続アタックがミスで終わることが多く得点が奪えない。最後まで前に出るタックルを続ける明大を前に、このまま無得点に終わるかと思われた。

しかし、試合終了間際、慶大が明大陣深くへボールを蹴り込むと、トライラインを越える前に明大の選手が触れてトライエリアに入ったとして、トライライン5m手前でのスクラムを得る。ここからは、交代出場のSH尾関航輔(2年)が右の狭いスペースを攻め、パスを受けたWTB草薙拓海(2年)が体を回転させながらタックルをかわし、ようやく一矢報いた。最終スコアは50-5。明大の前半の大量得点は、昨季の関東大学対抗戦の僅差勝負のイメージを払拭するための猛攻にも見えた。

慶大も後半は互角の攻防を繰り広げており、3年生以下の若い選手も多い。秋の対抗戦時にどこまで差を詰めるか、楽しみになる戦いでもあった。明大は春季大会Aグループで目下2連勝。5月31日には東洋大と戦う(静岡・エコパスタジアム)。ライバル早大との一戦は、6月7日(ミクニワールドスタジアム北九州)だ。そして、慶大は京都大学との定期戦などをはさみ、春季大会Bグループでの立正大戦(6月6日、立正大学G)に臨む。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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