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ラグビー コラム 2026年6月4日

関東の実力者28校が勢揃い!74回迎えた伝統の「関東高等学校ラグビー大会」1日目メイン会場(5試合)プレビュー

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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夏の関東高校チャンピオンが決まる。

74回を迎えた伝統の「関東高等学校ラグビーフットボール大会」が、6月5日(金)からの3日間、群馬・アースケア敷島サッカー・ラグビー場などで開催される。

通称「関東大会」は毎年6月上旬に1都7県が持ち回りで開催する。

各都県の予選を勝ち抜いた28校が、4校ずつA~Gの7ブロックに分かれ、25分ハーフ(ランニングタイム)で、勝者・敗者ともに2試合を戦う。

各都県の代表チーム数は、群馬3、神奈川4、茨城3、千葉4、山梨2、東京6、埼玉4、栃木2校。5日(金)には女子の公開競技もある。

男子は6日(土)に1日目が始まり、翌7日(日)に関東王者を決めるAブロック決勝を含めた2日目が行われる。

各校にとっては関東の強豪と切磋琢磨できる絶好機だ。各都県のチャレンジャーたちにとって「関東大会出場」は1つのステータスでもあり、強豪との対戦に胸躍らせている選手、関係者は少なくないだろう。

本稿では大会の3会場のうち、メイン会場となるアースケア敷島サッカー・ラグビー場における1日目の5試合をプレビューしたい。

【メイン会場(アースケア敷島サッカー・ラグビー場)1日目5試合】

■第1試合(Eブロック):東海大浦安(千葉2位)×慶應義塾(神奈川4位)

昨年の花園県予選決勝(第2地区)で専大松戸に17-19で逆転負けを喫した東海大浦安。花園初出場は逃したものの、進境著しい創部8年目の新興チームが、伝統校である慶應義塾とぶつかる。

東海大浦安は関東大会県予選決勝で、王者・流経大柏と38-10の熱戦を演じた。今後の成長が期待される注目校の一つだ。

一方の慶應義塾は関東大会の3位決定戦で、昨季は花園予選決勝にも進出した関東六浦と26-26の大熱戦。同点決着となり、引き分け抽選による4位で関東大会に臨む。WTB岡本悠利(3年)は高校ジャパン候補だ。

第2試合「Dブロック」:日川(山梨2位)×國學院久我山(東京3位)

山梨の伝統校、2022年度以来の花園出場を目指す日川。関東大会予選の準決勝で日大明誠に14-10で競り勝ったが、決勝では山梨学院に7-102で敗戦。しかし山梨2位で関東強豪との対戦機会を掴んだ。
対する國學院久我山。昨年の花園予選は東京高校に敗れて45年ぶりの準決勝敗退。今年の関東大会予選では準決勝で早稲田実業に24-38で競り負けたが、3位決定戦ではその東京高に30-24で勝利。東京3位で乗り込み、Dブロック優勝を目指す。

第3試合「Cブロック」:東海大相模(神奈川2位)×早稲田実業(東京2位)

12時キックオフ予定のCブロック1回戦は、昨年の花園出場校同士による対決だ。

東海大相模は昨季、3大会ぶりの出場(第2代表)となった花園で、平均身長181センチのFWを擁し50大会ぶりのベスト8。今季はFWを中心に昨季主力が多く抜けたものの、高校ジャパン候補のCTB青野龍樹(3年)らを擁する。

関東大会予選のファイナルでは桐蔭学園に0-52で完封負け。立て直しを期して大会1日目で激突するのは、東京2位の早稲田実業だ。

高校代表候補は昨年も不動の主力だったCTB中山大翔を含めて5名に及ぶ(PR水田謙壮、NO8金子昂生、SH梅澤遊輝、WTB飯泉敢太)。

春の選抜大会は1回戦で御所実(奈良)に12-28で敗れるなどしたが、関東大会予選決勝では目黒学院と1点差(32-33)の激戦。実力者である東海大相模との手合わせの行方が注目される。

第4試合「Bブロック」:川越東(埼玉1位)×山梨学院(山梨1位)

まずは埼玉新人大会を3年ぶりに制した川越東。選抜大会出場を掴み、1回戦では佐賀工に14-69で敗れたが敗者戦で仙台育英(宮城)に24-19で勝利。チーム唯一の高校代表候補、PR竹山暖和主将を中心にまとまる要注目のチームだ。

対するは、山梨県予選決勝で100点ゲームをした山梨学院。昨季は2年生以下が中心のチーム編成ながら花園1回戦突破。上級生となり、経験値を増やしたチームは関東大会でどんな戦いを見せてくれるのか。

第5試合「Aブロック」:國學院栃木(栃木1位)×目黒学院(東京1位)

そして、関東高校王者を狙う4校が集結するAブロック。

選抜準優勝の桐蔭学園(神奈川1位)と流経大柏(千葉1位)の反対にいるのは、栃木1位の國學院栃木と東京1位の目黒学院だ。

國學院栃木は、春の選抜大会で初戦から宮崎・高鍋(38-14)、大阪・常翔学園(27-7)と2連勝。ベスト8で佐賀工に24-33で敗れた。

昨季主将のCTB福田恒秀道(帝京大)らは卒業したが、昨季3番のHO岡田佑獅朗、花園を経験しているハーフ団(SH佐川大進、SO橋本健吾)など高校代表候補を中心に戦力は充実。打倒・桐蔭学園に燃える関東の雄は、昨年に続いて大会連覇を狙う。

対する目黒学院は、前述の通り予選決勝で早稲田実業を1点差で退けた。

NO8ロケティ ブルースネオル(東洋大)を中心に大駒が抜けた代だが、代表候補の180㎝107㎏のPRフォノヘマ・シオネ(3年)などビッグキャリアーは健在。昨季主力のCTB伊藤琉真主将を始め、伝統の激しいディフェンスから主導権を握りたい。Aブロック決勝に駒を進め、関東高校王者に王手をかけるのは、果たしてどちらか。

【第74回関東高等学校ラグビーフットボール大会組み分け】(2026年)

【Aブロック】
・國學院大學栃木(栃木)
・目黒学院(東京)
・桐蔭学園(神奈川)
・流経大柏(千葉)

【Bブロック】
・川越東(埼玉)
・山梨学院(山梨)
・明和県央(群馬)
・茗溪学園(茨城)

【Cブロック】
・東海大相模(神奈川)
・早稲田実業(東京)
・熊谷(埼玉)
・東農大二(群馬)

【Dブロック】
・日川(山梨)
・國學院久我山(東京)
・関東六浦(神奈川)
・清真学園(茨城)

【Eブロック】
・東海大浦安(千葉)
・慶應義塾(神奈川)
・東京(東京)
・昌平(埼玉)

【Fブロック】
・専大松戸(千葉)
・本庄第一(埼玉)
・明大中野(東京)
・桐生第一(群馬)

【Gブロック】
・保善(東京)
・太田第一(茨城)
・八千代松陰(千葉)
・佐野日大(栃木)

文: 多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある

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