人気ランキング
コラム一覧
新王者誕生か、王座奪還か。ファイナルで戦うのは、圧倒的攻撃力の神戸スティーラーズと、フィジカル最強のスピアーズ船橋・東京ベイ
村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
NTTジャパンラグビーリーグワン2025-26トーナメントの頂上決戦が、6月7日(日)、国立競技場(東京都新宿区)で行われる。最後に勝ち残ったのは、レギュラーシーズン首位のコベルコ神戸スティーラーズ(神戸S)と、3位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)だ。神戸Sが勝てばリーグワンでは初優勝で、前身のトップリーグ時代を含むと2018-19シーズン以来7シーズンぶりの優勝となる。一方、S東京ベイが勝てば、2022-23シーズン以来の優勝となる。昨季は決勝戦で東芝ブレイブルーパス東京に13-18で惜敗しており、王座奪還へのモチベーションは高い。
J SPORTS オンデマンド番組情報
-
ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 プレーオフトーナメント 決勝 コベルコ神戸スティーラーズ vs. クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
配信日時 : 2026年6月7日(日)午後2:45 ~
両チームは今季のレギュラーシーズンで2度対戦している。スコアは以下の通りで、1勝1敗だが、実力は拮抗しており、最後まで試合はもつれた。18節は、S東京ベイの本拠地えどりくフィールドでの2019年から続いた「えどりく不敗神話」(29試合負けなし)を神戸Sが止めた試合でもあった。
第1節(12月13日) 神戸スティーラーズ 28-33 スピアーズ
第18節(5月10日) スピアーズ 19-24 神戸スティーラーズ
神戸Sは今季、他を寄せ付けない攻撃力を誇っている。レギュラーシーズンでの112トライ、750点はリーグトップで、同2位のS東京ベイの102トライ、709点を大きく上回っている。共同キャプテンでもあるLOブロディ・レタリックは17トライをあげて最多トライゲッターに輝き、35歳になってもフィットネスが衰え知らずで、さらにレベルアップしているという。WTBイノケ・ブルアも持ち前のスピードに加えてパワーアップ。OPTAのスタッツによれば、直近14試合では18トライに直接関与(14トライ、4トライアシスト)しており、トライゲッター、チャンスメーカーの両方で驚異的な活躍を見せている。
レタリックと同じくにニュージーランド代表オールブラックスの経験豊富なFLアーディ・サヴェア、CTBアントン・レイナートブラウンも好調を維持。大学生が出場できるアーリーエントリーで第7節(2月7日)から登場のFB上ノ坊駿介もここまで11トライをあげて、攻守に欠かせない存在になっている。2023年に加入したCTBタリ・イオアサも急成長。長い手で華麗なオフロードパスを次々に決めている。
6月5日(金)に発表された試合登録メンバーを見ると、神戸Sは準決勝と先発15名は変更なし。変更があったのはリザーブのPR(3番)で、渡邉隆之から具智元になり、今季の主力がずらり勢ぞろいした感がある。対するS東京ベイの試合登録メンバーは、先発15名では2名の変更と、1名のポジションチェンジ。準決勝でHOマルコム・マークスと、FLタイラー・ポールが負傷し決勝戦は欠場。HOは日本代表の江良颯が先発。FL(6番)には、準決勝ではLO(4番)を務めたアキラ・イオアネが下がり、LOにはメルヴェ・オリヴィエが入る。リザーブでは江良とオリヴィエに代わって、福田陸人、デーヴィッド・ヴァンジーランドが入る。
J SPORTS 放送情報
-
ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 プレーオフトーナメント 決勝 コベルコ神戸スティーラーズ vs. クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
放送日時:2026年6月7日(日)午後 2:45 ~ J SPORTS 3
S東京ベイにとって、セットプレーの要であり、試合の流れを変えるスティールを連発するマルコム・マークス、仕事量豊富なタイラー・ポールの欠場は痛手だ。全員がこれまで以上の動きをすることで、2人の不在をカバーしたい。レギュラーシーズン3位でプレーオフ準々決勝から出場しているS東京ベイは3週連続でタフな試合を戦うことになる。1試合少ない神戸Sとコンディションの差はありそうだが、ボール争奪戦で身体を張るFL末永健雄、献身的に動き続けるNO8マキシ ファウルアらタフな選手が多く、準決勝でプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたCTBリカス・プレトリアス、トライをあげたWTB木田晴斗、キックとランの両方で試合をコントロールするSOバーナード・フォーリー、FBショーン・スティーブンソンらは元気だ。持ち前のフィジカルの強さで前に出て、プレトリアスや木田を走らせたい。
S東京ベイとしては、序盤の失点をできるかぎり少なくして、僅差勝負に持ち込みたいところだ。神戸Sは個々に突破力の高い選手が多く、グラウンドのどこからで攻撃を仕掛け、一人が突破すれば次々にサポートプレーヤーが現れてボールをつなぐ。S東京ベイが少しでも隙を見せれば、トライを重ねるだろう。後半まで試合がもつれれば、リーグワンのファイナルは初めて経験となる神戸Sにもプレッシャーがかかる。目の離せない試合展開を期待したい。
両チームとも今季限りで退団、現役引退の選手やスタッフがいる。S東京ベイの決勝戦のメンバーの中では、LOデーヴィッド・ブルブリング、SOバーナード・フォーリー、リザーブのFLピーター・ラピース・ラブスカフニが引退を表明しており、リザーブのSHブリン・ホールは退団。この決勝戦がS東京ベイで最後の雄姿となる。神戸Sはまだ引退選手は発表していないが、デイブ・レニーヘッドコーチはニュージーランド代表のヘッドコーチに就任することが決まっており、その他のスタッフも複数の退団者がいる。両チームのファンにとって忘れられない試合になるだろう。
文:村上 晃一
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 プレーオフトーナメント 準決勝-1 コベルコ神戸スティーラーズ vs. 東京サンゴリアス
5月30日 午前11:50〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 プレーオフトーナメント 準決勝-2 埼玉ワイルドナイツ vs. クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
5月31日 午後1:50〜
-
ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1/D2 入替戦-1 第2戦 浦安D-Rocks vs. 清水建設江東ブルーシャークス
5月30日 午後2:20〜
-
【先行】ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1/D2 入替戦-2 第2戦 三菱重工相模原ダイナボアーズ vs. 豊田自動織機シャトルズ愛知
5月30日 午後12:50〜
-
明治大学 vs. 東海大学 Aグループ ラグビー 関東大学春季交流大会2026【先行】
5月31日 午後12:50〜
-
日本選抜 vs. ホンコン・チャイナ選抜(05/29) ラグビー日本選抜 トレーニングマッチ 2026【先行】
5月29日 午前10:20〜
-
【先行】ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D2/D3 入替戦-2 第2戦 スカイアクティブズ広島 vs. 日野レッドドルフィンズ
5月30日 午後12:50〜
-
【先行】ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D2/D3 入替戦-1 第2戦 狭山セコムラガッツ vs. 釜石シーウェイブス
5月31日 午後2:20〜
J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!
