人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

ラグビー コラム 2026年5月25日

【ハイライト動画あり】「超速ラグビー」を80分貫徹。日本選抜がホンコン・チャイナ選抜を圧倒

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
  • Line


「これぞ超速ラグビー」という戦いぶりだった。5月22日(金)、大分スポーツ公園クラサスサッカー・ラグビー場では、大学生を先発に7名含む若い日本選抜が、ホンコン・チャイナ選抜(HKC選抜)とトレーニングマッチで対戦。目指す「超速ラグビー」を80分間貫徹して、12トライを奪い圧倒した。

午後5時、日本選抜SO伊藤龍之介(明治大)のキックオフで試合は始まった。伊藤は10mラインぎりぎりに短いキックを蹴り、再獲得を狙った。立ち上がりから徹底的に攻める。そんなメッセージだった。相手のPKからも間髪入れずに攻撃をしかけ、前半6分、WTB山口楓斗(静岡BR)のトライで先制する。FBサム・グリーンがゴールを決めて、7-0。10分にはスクラムを押し込んでPKを獲得するも、その後はハンドリングエラーなどで得点を奪えない。

それでもSH渡邊晴斗(近畿大)、SO伊藤のハーフ団を軸に素早いテンポで攻め続ける日本選抜は、20分、HKC選抜のスクラムを猛プッシュしてボールを奪うと、NO8中谷陸人キャプテン(同志社大)がトライし、ゴールも決まって14-0とする。直後のキックオフからは、FL古川聖人(横浜E)が倒した相手のボールに仕掛けて反則を誘い、PKからの速攻でLO小池隆成(トヨタV)が抜け出し、最後は、SO伊藤が地面を這うグラバーキックを蹴り込み、これを追ったWTB海老澤琥珀(明治大)がトライ。28分、素早いボールさばきが際立っていたSH渡邊がトライして、28-0とした。さらに1トライを追加した日本代表が35-0とリードして前半を折り返した。

後半に入っても日本選抜は攻撃の手を緩めない。後半開始早々、トライライン直前のラインアウトからモールを押し込んでHO荒川駿(同志社大)がトライ。FLマルジーン・イラウアなど交代選手を投入し始めると、後半7分、海老澤が3トライ目をあげる。スコアは、45-0。アグレッシブに攻め続ける日本選抜はミスなどで相手にボールを渡すことも多かったが、その後の反応は素早かった。後半10分には、BKラインがパスをつないでいるところで、HKC選抜のWTBガイ・スパントンにボールをインターセプトされ、危うくトライを奪われそうになったが、CTB岡崎颯馬(静岡BR)が体を反転させてタックルし、事なきを得た。

ラグビー日本選抜 トレーニングマッチ 2026(5月22日)

【ハイライト】日本選抜 vs. ホンコン・チャイナ選抜|ラグビー日本選抜 トレーニングマッチ 2026(5月22日)

J SPORTS 放送情報

日本選抜はその後もテンポアップした攻撃を続け、最後まで運動量豊富に走り回って計12トライ。80-0という大差で勝利した。若手選手の育成を目的とする「JAPAN TALENT SQUADプログラム」(JTS=ジャパンタレントスコッド)で鍛え上げられた選手と、リーグワンの戦いを終えたばかりの選手たちを加えた急増チームということで、コンビネーションが合わないミスは多かったが、最後まで徹底的に素早く攻撃を仕掛けたことは高く評価されて良いだろう。

キャプテンを務めた中谷は、次のようにコメントした。「僕たちが目指している超速ラグビーについては、80分を通して良いところがたくさん出ました。ブレイクダウンなど課題も見つかったので、次の試合(5月29日)までに全員で修正していきたいです。リーグワンという日本最高峰の場所でプレーしている人たちがたくさん加入し、3か月前からJTSでやって来た大学生は良い刺激を受けています。練習の強度も上がって、成長できていると感じます」。見事なゲームコントロールを見せた伊藤龍之介は、トップレベルの選手とプレーすることについて次のように語った。「リーグワンの選手たちはパワフルでポテンシャルを感じます。それを生かすのはSOとして楽しいです。次週に向かっても、細かいところを突き詰めて、良いラグビーができたらと思います」

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ