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ラグビー コラム 2021年10月8日

早大の攻撃力が試される戦い 筑波大学のディフェンスを破れるか

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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松永寛汰キャプテン(筑波大)

関東大学対抗戦Aは10月9日、10日、第3節を迎える。2年ぶりの大学王座奪還を狙う早大は今季の序盤戦の主役とも言うべき筑波大との対戦だ。悲願の大学日本一を目指す筑波大は、昨季5位で、今季は開幕戦から帝京大、慶大、早大、明大と昨季のベスト4と連続して対戦するタフな日程となっている。帝京大に敗れはしたが、先制トライを奪うなど7-17という接戦を繰り広げた。第2節では、慶大の攻撃を粘りのディフェンスでしのぎ、ミスを誘ってトライを奪った。最終スコアは、34-12の快勝。キャプテンのFB松永寛汰(4年)、1年生WTB大畑亮太の好走は印象的だった。

早大は、立教大を70-0、日体大を96-0で破り、圧倒的な攻撃力で勝ち進んでいる。大学日本一を逃した昨季は、対抗戦で完封勝利は一度もなく、もっとも点数を取った試合も、70-5の日体大戦だった。大田尾竜彦新監督の就任で、アタック、ディフェンスともにストラクチャーが変わり、レスリングトレーニングを取り入れ、脚力を強化するなど、基礎的な体作りで攻撃起点が安定するようになっている。チーム力が上がっているのは間違いない。

長田智希キャプテン(早稲田大)

キャプテンの長田智希(4年)は、昨年はアウトサイドCTBだったが、インサイドに移動して先頭を切って体を張り、タックルに、ボールを持っての突進にアグレッシブに動き続ける。PR小林賢太(4年)、FL村田陣悟(2年)、NO8佐藤健次(1年)ら突進力のある選手も多く、WTB槇瑛人(3年)、FB河瀬諒介(4年)のスピードも際立つ。ルーキーのSH宮尾昌典、SO吉村紘(2年)のHB団は、正確なパス、キックでボールを動かしており、軸になる選手が連続して出場していることで、試合を重ねるごとに組織プレーの精度は上がってくるだろう。

筑波大戦のメンバーを見ると、第2節の日体大戦からの変更は先発では1名のみ。WTB松下怜央(3年)に変わって、日体大戦ではリザーブだった今駒有喜(3年)が入る。また、リザーブに昨年のスーパールーキー伊藤大祐(2年)が入ったきた。怪我で出遅れていたようだが、SO、CTB、FBとなんでもできる選手であり、どのポジションでプレーするかも注目だ。伊藤の加入でBKラインの攻撃力はさらに高まる。ただし、筑波大のディフェンスのプレッシャーは、ここまでの2試合よりも高い強度だ。そのプレッシャーの中で意図通りにボールを動かせるのかどうか。早大のプレーの強度が試される試合になる。

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