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トップチャレンジ4チームが健闘 近鉄ライナーズは2回戦進出!記憶に焼き付けたいトップリーグ2021プレーオフ1・2回戦
村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一2021年のシーズンで18年の歴史に幕を閉じたジャパンラグビー トップリーグでは、2003年9月の開幕から全24チーム、約3,000名の選手がプレーした。最後のトップリーグは、コロナ禍で開幕が1か月遅れ、急きょ日程を変更して行われた。本来は、参加16チームをホワイト(WC)、レッド(RC)の2つのカンファレンスに分けたファーストステージ、下部リーグ「トップチャレンジ(TCL)」の上位4チームを加えて4組に分かれるセカンドステージ、上位8チームによるプレーオフトーナメントと3段階で行う予定だった。
しかし、短縮バージョンではセカンドステージを省き、ファーストステージのあとは、トップチャレンジの4チームを加えた全20チームでのノックアウト方式のトーナメントの開催となった。つまり、プレーオフで負けたチームからシーズン終了になる。引退を表明していた五郎丸歩(ヤマハ発動機ジュビロ)、福岡堅樹(パナソニックワイルドナイツ)以外にも、引退を決めていた選手は多く、感謝の気持ちを持ってプレーする選手、その雄姿を記憶に焼き付けようとするファンの皆さんが一体となり、一つ一つの試合が重い価値を持つプレーオフとなった。
J SPORTSは、その全試合を再放送しているが、プレーオフ1・2回戦の見どころを紹介したい。
アレックス・グッド(NEC)
1回戦はトップリーグの下位チームにTCLの上位4チームが挑戦した。実力差があるとみられていたが、ふたを開けてみるとトップチャレンジの健闘が光った。4月17日、東大阪市花園ラグビー場で行われたNECグリーンロケッツ(WC・8位)と豊田自動織機シャトルズ(TCL・1位)の戦いは僅差勝負となる。序盤はNECが10-0とリードするも、後半、豊田自動織機はモールからトライを奪って逆転し、約40mをモールで前進して反則を誘い、残り10分で9点差のリードを奪う。しかし、NECにもトップリーグの意地がある。猛反撃し、最後はイングランド代表SOアレックス・グッドがPGを狙う。劇的な幕切れを今一度かみしめたい。
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