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ラグビー コラム 2021年6月14日

【ハイライト動画あり】サンウルブズがラグビーを楽しみ 日本代表の課題をあぶり出す

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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日本代表(JAPAN XV) vs. サンウルブズ

ラグビー日本代表が601日ぶりにファンの前でプレー。一日限りの復活となったサンウルブズに苦しめられながらも、32-17で逆転勝ちした。6月12日(土)、静岡県のエコパスタジアムには、18,434人の観衆が集った。赤白の横縞に桜のエンブレムのレプリカジャージーを着用する人が目立ち、その熱気は、2019年のラグビーワールドカップ(RWC)を思い出させた。日本代表とサンウルブズという日本代表強化の両輪だったチームの初対決に胸躍らせるファンも多かった。日本代表とサンウルブズのジャージーを前後半で着替える人、日本代表ジャージーを着て狼の耳をつける人、思い思いの応援スタイルがスタジアムを彩った。

日本代表は原則として国代表と戦うチームなので、この試合はJAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)の名で戦った。先発15名のうち、RWC2019メンバーが13名。キャプテンはリーチ マイケル。対するサンウルブズのキャプテンはチーム創設時からリーダーとして先頭に立って戦ったエドワード・カークだ。カークは7人制オーストラリア代表の経歴があって現在の規定では日本代表にはなれないが、それ以外のメンバーは日本代表候補メンバー、代表入りを目指す立場の選手が並び、JAPAN XVに挑んだ。

午後3時35分、サンウルブズSO山沢拓也のキックオフで試合は始まった。ボールを確保した日本代表にFLリアキ・モリが激しいタックルを見舞う。サンウルブズは、モリを筆頭にカーク、LO長谷川峻太、NO8ベン・ガンターらが力強いタックルで何度も日本代表の突進を押し戻し、プレッシャーをかけ続けた。対する日本代表はキック主体のプランで臨んだ。現在の日本代表は試合ごとに変わるプランを忠実に実行して成果を上げてきた。今後の欧州遠征に向かってプランを落とし込む最中でもあり、ミスが連続するなど、やや動きは堅かった。

対するサンウルブズは素早いボールのリサイクルで攻め立てる。「サンウルブズでのプレーを楽しむ」と話していたSO山沢を軸に空いているスペースを巧みにつき、自由奔放に動き回った。日本代表もSO田村優のハイパントを追ったWTBレメキ ロマノ ラヴァが、キャッチした山沢をタッチラインの外に押し出し、ジェームス・ムーア、ヴィンピー・ファンデルヴァルトの両LOが献身的にタックルして攻撃を食い止めた。

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