人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2021年3月22日

サントリーサンゴリアス、9トライの猛攻 立体的アタックで東芝ブレイブルーパスを撃破

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
  • Line

雷雨による中止から一週間後の再戦は思わぬ大差になった。港区に事業所を持ち、府中にチームの本拠地を持つ者同士のダービーマッチは、下馬評とは関係なく僅差勝負になることが多いが、この日は違った。3月20日(土)、秩父宮ラグビー場に集った3,986人の観衆は、サントリーサンゴリアスのトライラッシュの目撃者となる。

曇り空にときおり晴れ間がのぞき、微風の好コンディション。午後12時10分、東芝ブレイブルーパスSOジャック・ストラトンのキックオフで試合は始まった。東芝のリーチ マイケルがいきなり激しいタックルを見せる。立ち上がり、東芝はボールを連続展開し、リーチがディフェンスを突破するなどアグレッシブに攻める。しかし、ラインアウトからのモールを止められると、流れはサントリーに傾いていった。

サントリーはSH流大、SOボーデン・バレットがディフェンス背後へのキックを織り交ぜ、立体的にボールを動かし、東芝のオフサイドを誘って、バレットが先制PGを決める(前半7分)。その後も、グラウンドを幅広く使ってボールを動かし、東芝の反則を誘ってはバレットがPGを追加、前半13分で9-0とリードする。「PGで(精神的に)プレッシャーを与えられた」(東芝SH小川高廣)。

先にトライをとったのもサントリーだった。前半17分、東芝陣ゴール前の左ラインアウトからモールを押し込んで反則を誘うと、アドバンテージのなかで右オープンに展開する。CTBサム・ケレビが縦に走り込み、2人のタックルを受けながらCTB中村亮土にオフロードパス。中村は右タッチライン際で待ち受けるWTB中野将伍にキックパスを送り、中野がインゴール右中間にトライをあげた。バレットのゴールは決まらず、スコアは、14-0。

テビタ・タタフ(サントリー)

前半22分にPGを追加したサントリーは、その直後のキックオフから流れるような攻撃を披露する。東芝のキックオフのボールを確保し、SOバレットが22mライン内中央から、左タッチライン際にピンポイントのキックを蹴り上げ、これをWTBテビタ・リーがジャンプしながらキャッチして前進、サポートしたNO8テビタ・タタフがさらに前へ。その後、中村、タタフ、LOハリー・ホッキングスがタックルされながらもボールをキープして東芝陣深く入り、最後は中村がディフェンダーを引き付けてケレビにパス。誰もが思わず拍手を送りたくなるトライ、ゴールで24-0となった。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ