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ラグビー コラム 2020年6月19日

スーパーラグビー王者クルセイダーズが初登場。 ウェリントンでハリケーンズと対戦。スピーディーな攻防に酔いしれたい。

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ニュージーランド版スーパーラグビー「アオテアロア」は第2節目を迎える。5チームによる総当たり戦のため、毎週1チームはお休み。今週、いよいよ初登場となるのがスーパーラグビー三連覇中のクルセイダーズだ。ホームで迎え撃つハリケーンズは、第1節でブルーズに20-30で敗れており、地元の声援を背に必勝を期している。

クルセイダーズとハリケーンズは、1996年から始まったスーパーラグビーで38戦してクルセイダーズが、23勝12敗3分けで勝ち越しているが、ハリケーンズのホームでは、7勝7敗2分けと、まったくの五分。ただし、直近の5試合ではクルセイダーズが5連勝している。

クルセイダーズは今季、新型コロナウイルスによる中断の前までは、ニュージーランドカンファレンスの1位(5勝1敗、勝ち点23)。安定したFWを軸に、CTBジャック・グッドヒュー、WTBセヴ・リースジョージ・ブリッジなどオールブラックス勢が活躍。また、ユーティリティーBKのデイヴィッド・ハヴィリが、25回のディフェンス突破、14回のオフロードパスで活躍し好調を支えた。

対するハリケーンズは、4勝2敗の17点でNZカンファレンスでは4位。「アオテアロア」の開幕戦も敗れたが、HOデイン・コールズが、ハリケーンズからブルーズに移籍したボーデン・バレットを振り切ってトライし、13回のラインアウトスローを成功させるなど、スーパーラグビーの公式サイトでは開幕節の「チーム・オブ・ザ・ウィーク」2位に選ばれている。また、オールブラックスの攻撃型FLアーディー・サヴェアが怪我から復帰するなど、期待を抱かせる内容でもあった。

19日(金)、両チームのメンバーが発表されたが、ハリケーンズは開幕戦(対ブルーズ)とほぼ同じメンバーで、アーディー・サヴェアが今季初先発で8番を背負う。初戦に続いて、デイン・コールズと、TJ・ペレナラが共同キャプテン。「ホームのファンの前で試合ができるのが待ちきれない」とジェイソン・ホランドヘッドコーチ。ブレイクダウン(ボール争奪局面)の反則を厳しく判定するレフリングを1試合先に経験できたのは有利な点。反則を少なくしつつ、素早く、アグレッシブに攻めたい。

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