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ラグビー コラム 2019年11月14日

【俺達のONE TEAM】京都産業大学ラグビー部、ともに戦う女性マネージャー

ラグビーレポート by 京産大アスレチック
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写真:選手のために水を運ぶ

日本代表が初のベスト8に輝き、多くの人がラグビーワールドカップに湧いた2019年秋。選手たちの力強いプレーは多くの人に希望や感動を与え、日本中でラグビー熱が一気に高まった。

多くの日本代表を輩出した京都産業大学ラグビー部も勝利を目指し、闘志を燃やしている。今年度で勇退を表明している大西健監督。ラストイヤーの今年、掲げた目標は、「日本一」。チーム一丸となって、日々切磋琢磨している。

戦っているのは、選手、監督、コーチだけではない。マネージャーも同じ目標に向かって共に戦っているのだ。

京都産業大学のラグビー部を支えるマネージャーは5人。4年次生の坪倉光子さん、3年次生の大山美月さんに話を聞いた。チームを照らすような笑顔が印象的だ。

マネージャーの主な仕事は、選手の水を用意し、練習や試合の準備をする。Twitterやホームページの更新や活動届を提出するのも大切な仕事だ。

一番近くで、日々頑張りを見守る彼女たちだからこそ、選手の努力が報われる瞬間が嬉しい。練習していたことが試合で成功したとき、チームが勝利したとき。選手の成長を実感できることが何よりのやりがいとなっている。

歴史ある京都産業大学ラグビー部。ラグビー部を応援してくれる方や卒業生からの励ましも力になる。学校と部活の往復で、忙しい毎日だが、友人の支えが、モチベーションを上げてくれて、自信に繋がっている。

彼女たちの仕事ぶりには、チームの皆が太鼓判を押す。「日の当たることのないマネージャーだが、いつでも一生懸命で、献身的にチームを支えてくれて嬉しい」と大西監督は目を細める。

選手の目の届かないところに気付き、瞬時に対応。たくさんの洗濯をし、破れたジャージがあれば縫う。心強いサポートのおかげで練習の効率は上がり、選手たちも信頼し、感謝している。

「もともとラグビーが好きだった。一度は、勉強との両立で入部をあきらめたが、2年次生からマネージャーに挑戦することを決意した」と話す彼女たち。

写真:選手を見守る坪倉さん

昨年度まで、マネージャーは坪倉さんと大山さんの2人だけだった。たくさんの仕事量をこなさなければならず、2人で行った合宿はこれまでで一番しんどいものだった。

だが、今年度から心強い新たな仲間が加わる。2年次生の古市藍那さん、1年次生の向井怜奈さん、田中美都里さんだ。マネージャーが5人になり仕事が分散されるようになった。

以前と比べ、より充実した質の高いサポートができるようになったと実感する。

今の目標はずばり、「チームの勝利」。選手と同じように彼女たちも自分の時間を犠牲にしてきた。マネージャーに誇りを持ち、選手のため、チームのために活動している。そんな彼女たちの姿は、まさに縁の下の力持ちだ。

暑い日も寒い日も、嬉しいことも悔しいことも、一緒に乗り越えてきた。マネージャーの想いものせ、京都産業大学ラグビー部は日本一という大きな目標を胸に、戦う。

文/写真:中尾成実(京産大アスレチック)

◆京都産業大学大学 関西大学リーグ日程
・11月17日(日)12:00 立命館大学 vs. 京都産業大学 皇子山
・11月30日(土)14:00 京都産業大学 vs. 天理大学 西京極

代替画像

京産大アスレチック

京都産業大学体育会本部編集局は年4回、「京産大アスレチック」という体育会の広報新聞を作成しています。また、SNSなどを活用し、試合速報やブログ記事の更新、号外・試合告知ポスターの発行を行っています。 »HP »Twitter »Facebook

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