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ディフェンスのギャップを突くHO清水
早稲田大学と慶應義塾大学。まさしく宿命のライバルだ。常に並び立ち、あらゆる場面で比較され続けてきた両者である。ともに絶対に負けることができない相手、それが早慶戦なのだ。それはラグビーの世界でも変わらない。長く、そして強く繋がれてきた早慶戦の伝統が新たな地で歴史の1ページを切り開いた。
J SPORTS オンデマンド番組情報
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弘前ラグビープロジェクト2026 早稲田大学 vs. 慶應義塾大学
J SPORTSオンデマンドで見逃し配信中
強い風が吹く中で行われた今試合。早大は自陣からも果敢にボールを繋ぎ、持ち前のアタッキングラグビーを思う存分発揮した。FW(フォワード)のスクラムでの強さや、BK(バックス)の展開力が功をなし、連続得点。29-0で前半を終えた。
続く後半、早大は攻撃の手を緩めない。しかし、慶大自慢のラインアウトモールからトライラインを明け渡してしまった。その後は初『赤黒』となる選手たちが、早大のアタックに勢いをもたらし、慶大を突き放す。ノーサイドの笛が吹かれた時は63-5とリードを守り、伝統の一戦を終えた。
J SPORTS 放送情報
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弘前ラグビープロジェクト2026 早稲田大学 vs. 慶應義塾大学
5月11日(月)午後 11:00 J SPORTS 1で初回放送
東北初開催となる早慶戦。試合開始前は『弘前サクラオーバルズ』による弘前ハカが、全国各地から伝統の一戦を見に来た人に歓迎の印として踊られた。そして、試合はSO(スタンドオフ)服部亮太(スポ3=佐賀工)のキックオフで幕を開ける。
早大は開始早々から慶大陣へと攻め込む。慶大はゴールラインを背に出足の鋭いディフェンスを見せるも反則が続く。慶大の反則からラインアウトモールを組み続けた早大だったが、得点までなかなか繋げることができない。
ゲームメイクをするSO服部
待望の初スコアは10分、CTB(センター)島田隼成(スポ3=福岡・修猷館)のバッグドアのパスを受け取った服部が、FB(フルバック)植木太一(人3=神奈川・関東学院六浦)と繋ぎ、WTB(ウィング)鈴木寛大(スポ4=岡山・倉敷)がインゴールに飛び込み、スコアを5ー0とする。
22分、早大BKがエラーを続けた後のスクラム、NO8(ナンバーエイト)野島信太郎(教4=東海大大阪仰星)が、「早稲田エナジー」のコールを響かせる。するとペナルティを獲得し、BKのミスをFWが取り返した。
このまま敵陣ゴール前へと攻め込むと、ラインアウトモールからHO(フッカー)清水健伸主将(スポ4=東京・国学院久我山)がゴールラインをこじ開ける。服部が強い風が吹く中、左隅からの難しいコンバージョンキックを決め、12ー0とリードを広げた。
続く30分には、キックボールを島田が処理をすると、植木が一瞬の加速とステップでキックカウンターを仕掛ける。SH(スクラムハーフ)大賀雅仁(スポ4=神奈川・桐蔭学園)が素早い球捌きで慶大の反則を誘うと、再び清水がグラウンディング。32分には鈴木、36分には植木がそれぞれ得点を挙げると、29-0で前半を折り返した。
迎えた後半戦、11分には服部が走り込みながらボールを受け取り数的有利を作り出すと、WTB山下恵士朗(スポ3=早稲田佐賀)がトライラインを駆け抜けた。だが、16分には自陣インゴールを背にしたディフェンスの時間が長く続く。最終的には慶大のラインアウトモールからインゴールを明け渡してしまった。
アタックラインに参加するLO惟村
しかし、早大は18分にWTB若林海翔(社2=東海大大阪仰星)のトライで流れを引き戻した。そして20分、LO(ロック)惟村詠甫(基理4=神奈川・桐蔭中等教育)が、『赤黒』を身にまといピッチに登場する。これまでどの試合でも身体を張り続けてきた惟村も最終学年。ラストイヤーにして伝統の試合出場をつかみ取った。
そして25分、服部、島田、植木と繋ぎ山下がトライ。45-5とリードを広げる。そして、22分にはCTB藤井雄士(社3=北海道・札幌山の手)、30分にはLO笹部隆毅(スポ1=神奈川・東海大相模)と、WTB山口滉太郎(教2=東京・早実)が揃ってデビューすると、チャンスをつかみ取った彼らが躍動する。
服部、CTB森田倫太朗(スポ4=兵庫・報徳)と繋ぎ、フラットなパスから藤井がビッグゲインし、慶大がペナルティ。連続攻撃から最後は藤井がゴールラインを叩き割った。試合終盤にはSH川端隆馬(スポ2=大阪桐蔭)のパスを受け取った若林がトライを挙げ、63-5と試合を締め括った。
伝統の一戦で大量得点を奪取した早大。その攻撃力を支えたのは2人のゲームメイカー、服部と島田だ。ディフェンスの直前まで近づき、最後の腕の一振りで遠くまでボールを飛ばす。この2人がアタックラインにいることで、早大は多面的かつ奥行きのある攻撃を展開できていたのだろう。
「だんだん、(服部)亮太のスピードにも慣れてきた」(島田)、「(島田)隼成にはかなり助けてもらっている」(服部)と語るように2人のコンビネーションはこれからもさらに成長し、アタッキングラグビーをより強力なものにしてくれるはずだ。
また、今試合は惟村、笹部、藤井、山口といったメンバーが『赤黒』デビューを果たした。彼らのような選手が新たな風を吹かせてくれる。目指すは頂へ。早大ラグビー部の未来は明るく照らされている。
記事:大林祐太/写真:伊藤文音、髙木颯人 取材:吉田さとみ、飯塚咲、池田健晟、髙野凌世(早稲田スポーツ新聞会)
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