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ラグビー コラム 2019年6月18日

序盤は好勝負を繰り広げるも2勝14敗の最下位に ヒトコムサンウルブズ2019シーズン総括

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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トライランキング2位の11トライをあげたセミシ・マシレワ

トライランキング2位の11トライをあげたセミシ・マシレワ

サンウルブズの2019シーズンが終わった。2勝14敗で15位の戦績は、3勝をあげた昨季より後退した。トライ数は「34」で最下位、タックル成功率「81.4%」も最下位。スクラム、ラインアウトというセットプレーの成功率も低かった。個人記録では、セミシ・マシレワの11トライが、レギュラーシーズンを終えた時点で2位。ボールを持ってゲインした距離など、マシレワは攻撃面の数字では上位に名を連ねた。そのランニングスキルはスーパーラグビーでもトップクラスだ。「エガちゃん」、「コマネチ」、「スネイク」というトライ後の3ポーズのパフォーマンスは観客席を大いに盛り上げた。ただし、反則も多く、チームに対する貢献度はマイナス面もあった。ここは修正して来季に向かってほしいものだ。

今年は3月22日に2020年シーズン限りでスーパーラグビーからサンウルブズが除外されることの発表があり、スタッフ、選手のモチベーションに少なからぬ影響が出た。同時に負傷者が多く出たことから、日本代表強化の中での存在感も薄らいだ。ラグビーワールドカップ(RWC)に向かって、サンウルブズ、ウルフパックという2チームによる強化が進められたが、選手が両チームを行き来することは最小限に抑えられた。ほとんどの日本代表選手がウルフパックでスーパーラグビーの若手チームとの試合でプレーし、高いレベルの試合を経験させることよりも、チームとしての熟成が重視されたように見える。この強化策の成否は、RWC日本大会で答えが出る。

このような事情から、サンウルブズはシーズンを通して日本代表資格のない選手が主力になり、日本代表候補選手たちが試合経験を積む場になった。他のスーパーラグビーチームも、RWC日本大会に向かって、代表選手をローテーションンで休ませているのだが、代表選手の出場を極端に制限したのはサンウルブズのみ。その状況で結果を出すのは難しかった。それでも、シーズン序盤は好勝負が多かった。チームは1月12日から集合し、国内でトレーニングした後、オーストラリアで合宿し、シンガポール入りした。過去3年と比べても事前の準備は充実していた。

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