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モータースポーツ コラム 2026年7月8日

リアム・ローソンが語ったF1との向き合い方。レッドブル降格後の約1年で見つけたもの

F1コラム by J SPORTS 編集部
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 2026 F1 オーストリアGP

Podcastでさまざまな想いを吐露したリアム・ローソン

昨年はレッドブルでわずか2戦を戦った後、レーシングブルズへ降格。角田裕毅の昇格とともに大きな話題となったあの出来事から約1年が過ぎた。

そんなリアム・ローソンが最近出演した『High Performance Podcast』では、当時の心境だけでなく、家族への思いやメンタルとの向き合い方、そしてレースウイークの過ごし方まで約1時間半にわたって語っている。

「準備ができていなかった」のは事実だった

インタビューは、レッドブルで過ごした2戦を振り返るところから始まった。

プレシーズンテストではマシントラブルの影響で十分な走行時間を確保できず、開幕2戦はいずれも難しい条件が重なったという。中国GPでは、チームと相談したうえでセットアップを大きく変更したが、当時はそれがレッドブルで最後のレースになるとは思ってもいなかった。

「もしあれが最後のレースになると分かっていたら、あのセットアップは選ばなかった」と振り返りつつも、「2戦、それもどちらも初めて走るサーキットだけで判断されるのは受け入れ難かった」と胸の内も明かした。

一方で、自分に改善すべき点があったことも認めており、自らの責任から目を背けることなく当時を振り返っていた。

自分でコントロールできることだけを見る

降格後、自分を支えてくれた存在として挙げたのが、長年指導を受けてきたメンタルコーチだった。

「自分でコントロールできることだけに集中する」

シンプルな言葉だが、ローソンは約1時間半にわたるインタビューの中で、この考え方を繰り返し口にしている。降格という結果は変えられない。だからこそ、その後の行動や、自分でコントロールできることへ意識を向けるようになったという。

批判や憶測に振り回されるより、自分自身と向き合う時間を優先するため、レーシングブルズへ戻ってからはSNSとも距離を置いたことも明かした。

「あの経験があったからこそ、以前よりも良いドライバーになれた」と、今では振り返っている。

家族と歩んできたF1

インタビューでは、家族とのエピソードにも多くの時間が割かれた。

ローソンはこれまでも、レース活動を支えるために両親が家を売却したことなど、家族の支えについてたびたび語ってきた。

今回紹介したのは、5人兄弟の2歳年下の弟が幼い頃、父親へ宛てて書いた一枚のカードだった。両親が最近になって見つけたそのカードには、こう書かれていた。

「もし僕もレースを好きになったら、もっと一緒に過ごしてくれる?」

父親はローソンのレース活動に付き添い、家を空ける日々が続いていた。その間、弟をはじめ家族もまた、ローソンのレースを中心とした生活を支えてきた。

後日、弟に「あの頃はごめん」と伝えたところ、「何のこと?」と笑って返されたそうだ。

F1だけではない時間

Podcastでは、マシンを降りた後の時間についても話が及んだ。

「ここ1、2年で強く感じるようになったのは、マシンを降りた後に自分が楽しめる時間の大切さだった」

そう語るローソンは、子どもの頃から親しんできたギターを現在もレースウイークに持ち歩き、時間があれば演奏している。レーシングブルズの公式SNSでも、施設内で歌を口ずさみながらギターを弾く様子が公開されている。

レース前でもギターを弾くことは珍しくないそうで、「もちろん弾くよ。アービッド(・リンドブラッド)たちは、僕の演奏を聞かされている」と笑う場面もあった。

もっとも、そうした時間があるからといって、プレッシャーがなくなるわけではない。

ローソンは「ルイス(ハミルトン)やマックス(フェルスタッペン)のように、自分が目標としてきたものを成し遂げたドライバーなら、純粋にレースを楽しめるのかもしれない。でも、自分はまだそこにたどり着いていない」と語り、「これまで積み重ねてきた犠牲や、このチャンスの重みを考えれば、ただ楽しむだけというわけにはいかない」と自身の考えを明かした。

現在につながる変化

2026年シーズン、ローソンはチームの期待に応える走りを見せている。

『GrandPrix.com』によると、レーシングブルズ代表のアラン・パーメインは、「リアムは今季、私たちが求めたことをすべてやってくれている。集中力を維持し、速さを発揮し、チャンスを逃さず、ミスもしない。期待どおりの仕事をしている」とコメントしたという。

昨年の降格劇は大きな話題となった。一方、約1時間半にわたるPodcastでローソンが語っていたのは、その結果以上に、自分がF1という世界とどう向き合い続けてきたかだった。

文:J SPORTS編集部

<引用サイト>
https://www.youtube.com/watch?v=yduTPs-RdmI
https://www.grandprix.com/news/incredible-lawson-backed-again-amid-tsolov-speculation.html

<参照サイト>
https://www.nowtolove.co.nz/lifestyle/career/liam-lawson-family-48227/

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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