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モータースポーツ コラム 2026年4月23日

5週間のF1中断期間、ドライバーとチームは何をしている?

F1コラム by J SPORTS 編集部
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中止となったバーレーンGPとサウジアラビアGP

中止となったバーレーンGPとサウジアラビアGP

中東情勢の影響で、4月に予定されていたバーレーンGPとサウジアラビアGPは中止となり、3月末の日本GPから5月1日開幕のマイアミGPまで、シーズン中に約5週間という異例の空白期間が生じることとなった。ここでは、この中断期間中のドライバーやチームの様子を紹介する。

新たな挑戦に挑むドライバーたちの動向

今回の中断期間はイースター(復活祭)の時期と重なっていたこともあり、多くのドライバーが故郷に戻り、家族や友人と時間を過ごしていたようだ。大半のドライバーは、通常のオフシーズン同様にプライベートの時間を楽しみながら、トレーニングやシミュレーター作業に充てているが、中には例年とは異なる活動に乗り出す者も見られた。

アルピーヌのフランコ・コラピントは、4月26日に母国アルゼンチンのブエノスアイレスでチームカラーをまとった2012年型「ロータスE20」で公道を走るイベントを開催する予定だ。

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アストンマーティンのランス・ストロールは、4月10日から12日にかけてフランスのポール・リカールで開催されたGTワールドチャレンジ・ヨーロッパの開幕戦に出場。結果は49チーム中48位だったが、準備不足の中でも自身の走りに手応えを感じたと語っている。また、レース参戦を決める際にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンにアドバイスを求めたことも明かしている。

そのフェルスタッペン自身も、5月に控えるニュルブルクリンク24時間レースに向けて、4月18日から19日の予選に参加。日曜日のレース2では一時トップに立ったものの、2度目のピットストップでマシントラブルに見舞われ、30分以上のタイムロスを喫した末に総合38位で終えている。

ストロールのチームメイトであるフェルナンド・アロンソは、アストンマーティンの新型耐久マシン「ヴァルキリーLM」の走行テストを行った。エイドリアン・ニューウェイが設計を手がけ、WEC(世界耐久選手権)や北米IMSAへの参戦を見据えたこのマシンは、現行のハイパーカー・クラスで唯一、ロードカーをベースとしたモデルとして注目を集めている。

勢力図の変化を狙うチームの戦略

開幕から3戦を終え、現在ランキング3位につける昨季王者マクラーレン。首位メルセデスとは89ポイント、2位フェラーリとは44ポイントの差をつけられている。F1公式サイトによると、チーム代表のアンドレア・ステラは、レース中断の背景自体は「本来望まない状況」と前置きした上で、チームとしては「この期間に救われた」と話している。

「これからまた続く長いシーズンを前に、一度呼吸を整え、運営面と技術面の両方で遅れを取り戻す時間を得られたのは大きい。マイアミ以降、マクラーレンが再び上位争いに食い込むための準備が整うはずだ」

今回の休止期間は、FIAの規則でファクトリー閉鎖が義務付けられる夏のシャットダウンや年末年始の冬休みと違い、各チームが予算上限の範囲内でテストや開発を自由に進めることができる。オフシーズン中に新しいレギュレーションに対応するためのテストや調整で十分に納得できる結果が得られなかったチームや、序盤3戦で深刻な課題が露呈したチームにとっては、予定外の中断は特に貴重な時間となる。

『Sky Sports』によれば、現在8位のウィリアムズのチーム代表ジェームス・ボウルズも、「マイアミまでに態勢を立て直すために、この休暇の1時間1秒すべてが重要だ」と語る。そして、「ドライバーたちはイギリスに戻り、可能な限り毎日シミュレーターを使って準備する予定だ」と述べている。

独走態勢を築きつつあるメルセデスが勢いを維持するのか。あるいは、マクラーレンやフェラーリが主導権を奪い返すのか。中団グループの勢力図の変化も含め、再開初戦となるマイアミGPの行方に注目したい。

文:J SPORTS編集部

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