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第4戦を制したNo.37 KeePer TOM’S GR Supra
8月6日・7日に富士スピードウェイで行われた2022 SUPER GT第4戦。スケジュールの都合で、約2ヶ月間のインターバルがあったこともあり、多くのファンが楽しみにしていた1戦となった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、引き続き厳格な制限が設けられる中での大会となったが、サーキットサファリが復活したほか、ファンと選手・レースクイーンらがソーシャルディスタンスを確保した上でのピットウォークなど、徐々にイベント関係も再開されつつあり、SUPER GTもコロナ前の活気が戻りつつあるように感じられた大会だった。
シリーズの折り返しを迎える富士大会。GT500クラスでは、若手ドライバーたちの台頭が目立った。
8月6日の公式予選は、それまでの猛暑日とは打って変わり、気温21度と肌寒さを感じる1日となった。GT500クラスは、予選Q1から熾烈なタイムアタック合戦が繰り広げられ、トップ8台が0.25秒以にひしめくという大接戦となった。Q2も同様に手に汗握る接戦になるかと思われたが、ライバルを置き去りにする速さでポールポジションを決めたのは、No.19 WedsSport ADVAN GR Supraの阪口晴南だった。彼自身としては今季2回目、そして19号車としては3戦連続でポールポジションを獲得するという快挙だった。
WedsSport ADVAN GR Supraは3戦連続でPPを獲得した
ここ最近の19号車とヨコハマタイヤのコンビネーションは際立ったものがある。それに加えて、阪口の速さもプラスされ、この快進撃につながっていると言えるだろう。
かつてはホンダの育成ドライバーとして、FIA-F4や全日本F3を戦っていた阪口だが、その育成枠から外れることとなり、ここ数年は苦労することが非常に多かったが、コツコツと努力を重ね、ひとつひとつのチャンスを掴んでいった結果、ついに今季はGT500クラスレギュラー参戦のチャンスを掴んだ。
すると、全車ノーウェイト勝負となった開幕戦岡山では見事Q1を突破し、第2戦と第4戦ではQ2トップタイムを記録。決勝に関しては、まだまだ課題はあるようだが、ここまで努力を重ねてきたことが、着実に速さにつながっているような快進撃となっている。後半戦は、どんな活躍を見せてくれるのか、さらに注目が集まりそうだ。
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