人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2021年12月14日

サプライズ×サプライズ

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
  • Line

自身初、オランダ人として初のF1ワールドチャンピオンを獲得したフェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

まずは、ここから。
HONDAさんおめでとうございます。
腰の激痛に耐えながらベッドでスマホをかざして、ライブタイミングと文字情報で状況を見守っていました。最後のセイフティカーランでそのままレースが終わってしまうのでは・・・。これで万事休すかと落胆。しかし、しかし。ラスト1周のレースに勝ったのはフェルスタッペンとホンダだった。シーズンエンドでチャンピオンを決め、有終の美を飾った。でも惜しまれつつF1を去るHONDA。本当に惜しい。

その1週間前。6日の午後。
TOYOTAさんが2022年のGAZOO Racing(GR)モータースポーツ体制を発表。例年だと年明けの発表となるのだけれど、年内に発表されるのは珍しい。そして、そこでビッグサプライズ!

中嶋一貴選手が現役引退を宣言。
前日までSUPER GTのゲスト解説をしていただいていた。キレの良い『中嶋』解説は、本当に小気味良かった。彼は36歳、来年早々に37歳となる。まだまだ若い。現役引退の一番大きな理由は分からない。GR内は、若手の躍進。活躍が目覚ましい。その状況下でポジションを後進に譲ったのか。WECの最終戦前に今シーズン限りで参戦を終了するという発表があった。GRのWECのチームの中心的な存在である中嶋選手。噂されていた平川亮選手が入れ代わってWECドライバーの一員となることも正式となった。若くして現役を引退というのは彼の美学なのか。そして彼はGRのヨーロッパで副会長のポストに収まる。また、小林可夢偉選手がWECのチーム代表、ドライバーであり代表という人事も発表された。中嶋氏は、平川選手の大きな助けになるだろう。
そして、可夢偉選手は、これまでいろいろなカテゴリーで活躍して来た。それは世界を目指す若き日本人ドライバーたちの先駆けとして頑張るという姿を見せたいと語っていた。グローバルなレーシングチームでもこの体制をとるチームは少ないだろう。二人のサプライズ人事、体制発表の根拠は何だったのだろう。良くわからないが二人の2022年に弥栄を祈りたい。

J SPORTS 放送情報

中嶋一貴氏は、今年最後の仕事としてSuper Formulaのテストでルーキーレーシングのマシンのステアリングを握った。彼は、年末のFIA年間表彰式に出席しつつ、ヨーロッパの拠点、ドイツのケルンで住まいへの準備を開始する。WEC2022年シーズンに帯同するので、国内にいることは少ないみたいだ。だから、あのキレの良いレース解説をお願いすることは無理らしい。

GRのサプライズ人事の直後に発売された文藝春秋誌に掲載されていた豊田章男社長のインタビュー記事を読んで少し理解できたような気がしています。ご興味のある方はどうぞ手に取ってみてください。

J SPORTS オンデマンド番組情報

文:高橋 二朗

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

  • Line

関連タグ

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ